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	<title>独立映画鍋 &#187; イベントレポート</title>
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	<description>映画の多様性を創出する独立映画ネットワーク</description>
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		<title>【新年・大交流会 2026 ～あなたの映画のアピール・相談など大歓迎！～】レポート</title>
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		<pubDate>Mon, 19 Jan 2026 09:57:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>

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		<description><![CDATA[日時：2026年1月17日（土） 場所：下北沢アレイホール 2026年最初の独立映画鍋の企画、新年・大交流会を1月17日に行いました。「インディペンデント映画に関わっている人にはいろいろな悩みやアピールしたいことがあるは...  <a href="http://eiganabe.net/2026/01/19/3219" title="Read 【新年・大交流会 2026 ～あなたの映画のアピール・相談など大歓迎！～】レポート">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>日時：2026年1月17日（土）<br />
場所：下北沢アレイホール</strong><br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2026/01/C3B89627-AC4D-459D-A3D4-2E843E1747BF_1_102_a.jpeg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2026/01/C3B89627-AC4D-459D-A3D4-2E843E1747BF_1_102_a.jpeg" alt="" title="C3B89627-AC4D-459D-A3D4-2E843E1747BF_1_102_a" width="2048" height="1535" class="aligncenter size-full wp-image-3220" /></a><br />
2026年最初の独立映画鍋の企画、新年・大交流会を1月17日に行いました。「インディペンデント映画に関わっている人にはいろいろな悩みやアピールしたいことがあるはずだけど、打ち明けられる気軽な場がなかなかないのでは？」との思いからスタートしたこの企画。昨年も同様に１月に行われましたが、私は昨年はお休みしたので、当日は、どのような会になるのか、楽しみ半分緊張半分で参加しました。</p>
<p>★第一部「アピール＆相談会」では、希望者が事前にアピールや相談について申し込むことができました。私もせっかくなので、アピールと相談両方に申し込みました。当日の参加者は32名。鍋会員と一般の方の比率は２：１で、アピールと相談をされた人は15名でした。関西方面から参加された方も数人いらっしゃいました。アピールと相談された方は、監督が多かったですが、キャスティングの方も複数いらっしゃいました。</p>
<p>特筆すべきは、昨年の映画鍋の新年会で、監督、キャスティング、ＶＦＸの方が意気投合して創った映画の現状報告が行われたことです。どのように、お互いが関わって創っていったのか、報酬の金額なども赤裸々に語られ、私も勉強になりました。アルコールを含む飲み物と軽いおつまみの持ち込みＯＫだったので、いつもの鍋講座よりも、話しやすい雰囲気がありました。また、司会の両代表が、相談者と会場の橋渡しをしてくれるので、初めて映画鍋のイベントに参加した一般の方たちも、話しやすそうに見えました。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2026/01/269DEAED-D013-4566-9DC8-8EC28F3C78E0_1_201_a.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2026/01/269DEAED-D013-4566-9DC8-8EC28F3C78E0_1_201_a.jpg" alt="" title="269DEAED-D013-4566-9DC8-8EC28F3C78E0_1_201_a" width="2048" height="1535" class="aligncenter size-full wp-image-3222" /></a><br />
監督たちが自作について説明する際は、予告編やビジュアルデザインを上手に使っているのが印象的でした。関西から参加した監督の関西で若い俳優を見つけるのが難しいという話、既に全国100カ所以上で上映している映画の配給権が切れるのでフィナーレを飾る為の相談、半分まで達成したクラウドファンディングを達成させる為の裏技など、話題は多岐に渡っていました。二時間という時間はあっという間で、二次会への会場移動もあり、もう少し時間に余裕があったら、発言していない方も自己紹介していただき、どんな方が参加していたのか分かったら、より良かったんじゃないかと個人的に思いました。</p>
<p>私は、配信中の短編映画2作品の予告編を観ていただき、長編映画の企画についての悩みを相談しましたが、結論から言うと、参加して本当に良かったと思いました！相談については、こんな自分の中のもやもやした言葉にならないものを相談していいものかと迷っていましたが、初めて鍋に参加された方たちも含めて、皆さんが真剣に相談して、それに会場の皆さんが答えてくれているのを見て、今の悩みを正直に口にしました。それについて、その場でも、二次会の会場でも、話しかけてくれる人がいて、前向きな気持ちになりました。予告編を観てくれた人が、二次会の時に褒めてくれたり、映画が面白そうだから一緒に何かできるかもと声をかけてくれたり、人と話すことの大事さを改めて感じました。そういう場があることは、本当にありがたいです。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2026/01/32336184-819B-47DE-BF51-DC526326775E_1_201_a.jpeg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2026/01/32336184-819B-47DE-BF51-DC526326775E_1_201_a.jpeg" alt="" title="32336184-819B-47DE-BF51-DC526326775E_1_201_a" width="2048" height="1536" class="aligncenter size-full wp-image-3223" /></a><br />
★第二部「飲み会」は、小さなお子さんがいたり、仕事で帰る方もいましたが、一部に参加した人の大多数が参加されていました。途中途中で、席の移動を促され、普段は腰の重い私も、席を何度か移動するうちに、面白い話を聞くことができました。インディペンデント映画の作り手たちの創りたい映画を創る為に、絶対に自分の思想を曲げない強さであり頑固さを目にし、それは自分にもあるのだということを思い出しました。気づくと飲み会も、三時間があっという間に過ぎていました。</p>
<p>一部も二部も参加した皆さんのおかげで、良い時間になったと思います。今後も交流していきましょう！<br />
（文責：大原とき緒）</p>
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		<title>鍋講座vol.53【映画の“コヤ”をつくる、育てる】記録動画公開</title>
		<link>http://eiganabe.net/2025/10/29/3189</link>
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		<pubDate>Wed, 29 Oct 2025 10:27:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>

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		<description><![CDATA[2025年4月18日（金）に開催した53回目の鍋講座【映画の“コヤ”をつくる、育てる―これからのマイクロシアターとは？】の記録動画を一般公開しました。 この講座は、名前は似ているけれど方向性は少し異なる「シネコヤ」と「キ...  <a href="http://eiganabe.net/2025/10/29/3189" title="Read 鍋講座vol.53【映画の“コヤ”をつくる、育てる】記録動画公開">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2025年4月18日（金）に開催した53回目の鍋講座【映画の“コヤ”をつくる、育てる―これからのマイクロシアターとは？】の記録動画を一般公開しました。</p>
<p>この講座は、名前は似ているけれど方向性は少し異なる「シネコヤ」と「キノコヤ」の二人の店主をお招きし、シネコンやミニシアターとは違う、より小さく個性的な映画上映空間のつくり方・育て方についてお話を伺いました。</p>
<p>講座参加者に書いて頂いたアンケートでは「将来、マイクロシアターをつくりたくて参加しましたが、とても参考になりました！」「貴重な話がきけて良かった」「お話が具体的で良かったです！」など、たくさんの好評の声を頂きました。</p>
<p>新しい上映空間に興味のある方、是非ご覧下さい！<br />
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/JPVLq6QibYE?si=K8tjGojLyx2OU2Ih" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p>
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		</item>
		<item>
		<title>鍋講座vol.54【パンフをつくりたい！～インディペンデント映画のパンフレットが観客に届くまで～】レポート ―映画とつくり手に対する愛情の賜物―</title>
		<link>http://eiganabe.net/2025/08/24/3171</link>
		<comments>http://eiganabe.net/2025/08/24/3171#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 24 Aug 2025 04:15:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>

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		<description><![CDATA[　宣伝予算が限られるインディペンデント映画では、パンレットが観客の手元に届くまでにどんな過程を経て、どんな工夫がなされているのだろう。その問いに答えるのが、6 月に開催された鍋講座「パンフをつくりたい！」だ。登壇者は、配...  <a href="http://eiganabe.net/2025/08/24/3171" title="Read 鍋講座vol.54【パンフをつくりたい！～インディペンデント映画のパンフレットが観客に届くまで～】レポート ―映画とつくり手に対する愛情の賜物―">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　宣伝予算が限られるインディペンデント映画では、パンレットが観客の手元に届くまでにどんな過程を経て、どんな工夫がなされているのだろう。その問いに答えるのが、6 月に開催された鍋講座「パンフをつくりたい！」だ。登壇者は、配給・宣伝を手がけるインターフィルムの相川智さん、宣伝そして編集を手がける平井万里子さん、映画鍋会員でもあるグラフィックデザイナーの鈴木規子さん。さまざまなパンフレットを世に送り出している3 人に、具体的な事例を用いた資料をもとに詳しく解説していただいた。このレポートではその内容を項目別に要約し、できる限りお伝えしていきたい。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/08/IMG_0786.jpeg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/08/IMG_0786.jpeg" alt="" title="IMG_0786" width="2048" height="1536" class="aligncenter size-full wp-image-3172" /></a><br />
<span class="red"><strong>■パンフレットの制作工程について</strong></span><br />
<font color="blue"><strong>スケジュール</strong></font><br />
　映画の公開日が決まると、逆算して宣伝ツール別（ポスター、チラシ、試写状、前売り券、公式サイト、パンフレット）に制作スケジュールが割り出される。パンフレットの制作はいちばん最後になる。相川さんによると、目安として公開日の2週間前に入稿、その3週間前に初稿アップ。遅れることもあるので、それを見越してスケジュールを立てるそうだ。ギリギリの場合、入稿が劇場納品日の3、4日前ということもある。デザイナーへの発注は初稿の3週間前から素材を送り始めるが、初稿アップ時に素材が揃わないページもあるようだ。</p>
<p><font color="blue"><strong>制作の決定</strong></font><br />
　宣伝予算の都合でパンフレットを作らない場合もある。平井さんによると、1週間限定公開で劇場が１館しか決まってないというような場合は、費用対効果を検討してパンフレットの制作を断念することもあるそうだ。ただ、デビュー作などの場合は監督の思い入れも強いので、その意志を尊重して作ることにしている。近頃、造形や仕様に凝ったパンフレットが人気を博していることもあり、そういったものを望まれることがあるという。凝った仕様のものは巷の印刷会社に発注し、色校正もしっかり行わなければならないのだが、インディペンデント映画では安価なネット印刷が主流だ。印刷費にそこまで詳しくない監督のために、まずはそういった実情を説明して理解してもらうところからパンフレット制作が始まる。</p>
<p><font color="blue"><strong>関わる人たちに発注</strong></font><br />
　制作には様々な人が関わっている。まずは編集担当。これは宣伝の人が兼務することもある。そしてデザイナー。通常はポスターやチラシを手がけた人が担当するのだが、鈴木さんによると稀にパンフレットだけ頼まれる場合もあるそうだ。イントロダクション、あらすじ、インタビュー等は、公式サイトやチラシ制作の段階から執筆するライター、いわゆるオフィシャルライターに引き続き依頼することが多い。レビューの執筆は、マスコミ試写等で作品を気に入ってくれた人に依頼するケースがほとんどだそう。<br />
　パンフレット制作を丸ごと外部に委託するケースもある。例えば、キネマ旬報や松竹にはパンフレットを制作する部署があり、最近ではナカチカピクチャーズでもそういった部署を立ち上げている。その場合、作品のことを一番よくわかっている配給や宣伝と全てを共有し、マインドを同じにしなければならない。</p>
<p><font color="blue"><strong>台割りの作成と打合せ</strong></font><br />
　台割りというのは、パンフレットのページごとに何が入るのかというのを可視化したもの（全体のボリュームは費用にも関わることなので、台割り作成前に目安を決める）。平井さんが宣伝と編集を担当し、鈴木さんがデザインを手がけたアニメーション映画『音楽』のパンフレットは100ページにも及ぶ。そのコンセプトは、「アニメーション映画によくある原画集みたいなものとは一線を画したい」という岩井澤健治監督の思いを尊重し、読み物を中心にするということだった。台割りは監督の自伝的エッセイ、作品に関わったスタッフの方々のインタビュー、時系列順の制作過程、鼎談、原作者である大橋裕之さんの描き下ろし漫画等のページで構成されている。<br />
　また、インディペンデント映画ではシナリオを掲載するのが主流となっている。シナリオがあるかないかで売上が変わってくるので、とても大事な要素の一つだ。シナリオのテキストデータをデザイナーが受け取りページ数を割り出す。<br />
　完成した台割りをもとにデザイナーを交えて打合せを行う。表紙のイメージ、判型、スケジュールなどを話し合う。文字が縦組みなのか横組みなのか（それによってパンフレットが右開きか左開きかも決まる）といったことも映画のイメージによって決めるようだ。パンフレットのデザインコンセプトはこの段階で決まる。平井さんによると『音楽』のような大ボリュームのものを目指す場合は、デザイナーのスケジュールの確保が重要になるため、台割りを作成する前に伝えるそうだ。</p>
<p><font color="blue"><strong>デザイン作業と原稿執筆</strong></font><br />
　デザイナーが台割りから割り出した大体の文字数をもとに、編集担当が原稿の執筆をライターに依頼する。メインキャストのプロフィール等は、公式サイトや作品資料用にすでに作成しているが、劇場公開時にはキャストの新作情報が更新されている場合がほとんどのため、追加で赤字をもらう必要がある。また、サブキャスト、スタッフのプロフィールは新たに作成する。<br />
　使用するキャストたちの画像には所属事務所のチェックが不可欠。OK画像の選定は宣伝が行うのだが、現場でチールカメラマンによって撮られたキャストたちの写真は合わせて10,000枚に上ることもある。キャストごとにフォルダに振り分け、事務所とのやりとりを経てNGカットをはじき出し、OKカットを絞り込むという過程を踏む。予めOK画像が決まっていない場合はデザイナーが選定し、初稿の段階で事務所の可否を問う。<br />
　本編の場面画像は現場でスチール撮影したものを使用することがベストだが、小規模の作品だとスチール素材がないこともある。その場合はデザイナーや編集者、監督が本編からキャプチャーするのだが、その解像度によっては問題が生じる。鈴木さんによると、フォトショップで補正することもできるが、カメラマンが撮影した写真とのクオリティの差は歴然としているそうだ。予算が少なくとも、できるだけスチールカメラマンは現場に入れた方が良いであろう。そしてあらかじめ撮影香盤にスチール撮影の時間を組み込んでもらうのがベストだと平井さんは話す。</p>
<p><font color="blue"><strong>初稿のアップと確認・修正</strong></font><br />
　初稿が出来上がったら、監督、プロデューサー、配給、キャスト事務所に対して、PDFの状態で確認作業を進める（別途、使用画像を送る場合もある）。並行して編集担当が文字校正、誤字脱字のチェックを行う。事務所からキャストのほうれい線を消すなどの依頼があり、レタッチが生じることもあるようだ。鈴木さん曰く、「完全に消してしまうと不自然なので若干薄くする程度にすることもある」とのこと。</p>
<p><font color="blue"><strong>入稿</strong></font><br />
　確認と修正のラリーが続いた後、いよいよ入稿となる。編集担当は最終PDFを確認し、問題がなければデザイナーに入稿データの作成を依頼する。先に述べたように、印刷はネット印刷「プリントパック」や「グラフィック」で行う。入稿作業自体は実費が絡むことなので配給会社が行うことが多いが、編集担当が立て替えて行うこともある。<br />
　入稿作業は常に緊張感が伴う。思わぬミスが見つかることもあるので、鈴木さん曰く、入稿の前後3日くらいは油断できないそうだ。思わぬミスでエラーが出て入稿が滞ることもあるようだ。「パンフレットを購入した際に、文字の正誤表が入っていたりすると、自分の仕事じゃなくともいたたまれない気持ちになります」と鈴木さんは語った。</p>
<p><font color="blue"><strong>納品と販売</strong></font><br />
　劇場公開の1.5週間前には配給会社へ納品されるのが望ましい。相川さんによると、最初の３日間で観客がどの位入るのか、何割の人がパンフレットを購入するのかを想像して各劇場には発送するそうだ（印刷と販売の項で後述）。劇場によっては様子を見て少しずつ送るようにしている。時間がない時は、印刷元から直接劇場に送ることもあるようだ。<br />
　公開初日の舞台挨拶回や、監督や出演者のトーク回の後には、パンフレットの購入者を対象にサイン会が開かれることがあり、多くの売上が見込める。「映画を応援したい」「監督や出演者と話したい」という理由で、サイン会ごとにパンフレットを買う人や、一人で10冊以上買う人もいる。鈴木さんによると、サイン用にスペースを空けることや、黒マジックでサインしやすいように表紙は薄い色にすることを頼まれる場合もあるそうだ。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/08/P6067521.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/08/P6067521.jpg" alt="" title="P6067521" width="2048" height="1536" class="aligncenter size-full wp-image-3173" /></a><br />
<span class="red"><strong>■内容と構成について</strong></span><br />
　パンフレットの内容・構成は映画によって違いはあるものの、下記のような要素が考えられる。</p>
<p><strong>「イントロダクション」「ストーリー」「キャストインタビュー」「キャストプロフィール」「監督インタビュー・プロフィール」「レビュー・コラム」「プロダクションノート」「スタッフインタビュー・プロフィール」「ロケ地マップ・紹介」「著名人からのコメント」「主題歌の歌詞」「対談・座談会」「人物相関図」「シナリオ」「全クレジット」「奥付け」</strong></p>
<p>　講座では具体的な事例を見せながら詳しく解説いただいたが、ここではいくつかの項目について簡単に記したい。</p>
<p><font color="blue"><strong>イントロダクション</strong></font><br />
　チラシや公式サイト等、宣伝の立ち上げの時から使っているものを流用することが多い。</p>
<p><font color="blue"><strong>ストーリー</strong></font><br />
　イントロダクションと同様に流用する場合もあるが、鑑賞後の観客が読むことを前提に、ネタバレを気にせず長文を載せることもある。</p>
<p><font color="blue"><strong>キャストインタビューとプロフィール</strong></font><br />
　キャストのメディア取材の際に、パンフレット用の取材ということで時間をもらい実施することが多い。予算の関係で写真は撮り下ろさないことが多いので、オンラインで行う場合もある。プロフィールは宣伝立ち上げ時にものから更新があるかどうかを事務所にヒアリングする。</p>
<p><font color="blue"><strong>監督インタビューとプロフィール</strong></font><br />
　オフィシャルライターにインタビューもお願いするのが基本だが、宣伝担当が聞き手を務め自ら執筆することもある。</p>
<p><font color="blue"><strong>レビュー</strong></font><br />
　複数掲載する場合は、執筆者の性別や世代を分けるようにしている。また執筆者ごとにテーマを決めてお願いしている。例えば、Aさんには監督の映像美、Bさんに俳優についてというように。</p>
<p><font color="blue"><strong>プロダクションノート</strong></font><br />
　監督あるいは助監督、プロデューサーが書くことが多い。撮影の振り返りを寄稿文として書いてもらう場合と、撮影香盤を見ながら日記形式で振り返ってもらう場合がある。短縮版と長尺版を作成することもある。鑑賞前に読む公式サイトには短縮版を掲載し、鑑賞後に読むパンフレットには長尺版を掲載する（監督インタビューも同様の形を取ることがある）。</p>
<p><font color="blue"><strong>スタッフインタビュー</strong></font><br />
　例えば『こちらあみ子』（森井勇佑監督）では、芥川賞作家・今村夏子さんの非常に有名な原作、そして“あみ子”という少女のイメージを監督と共にどう膨らませて映像化したのかを、カメラマンや音響、美術、ヘアメイクのスタッフなどにインタビューし、“あみ子”の多面的な魅力を伝えようと努めた。また『リバー、流れないでよ』（山口淳太監督）では、劇中に登場するタイムマシンを作った美術デザイナーのインタビューを載せている。撮影の合間に時間をもらい、パンフレット用にキャストに入ってもらったタイムマシンのスチール撮影を行った。その写真とデザイン画をインタビューと並べて掲載し、映画を見た人がより深く楽しめるように工夫をしている。</p>
<p><font color="blue"><strong>ロケ地マップ</strong></font><br />
　ロケ場所が映画の大きな要素となる場合に掲載することが多い。『雑魚どもよ、大志を抱け！』（足立紳監督）では、舞台となった岐阜県飛騨市の全面協力もと撮影が行われていることもあり、観光協会から提供された地図をベースにロケ場所や地元のお店を紹介している。下北沢が舞台の『街の上で』（今泉力哉監督）ではイラストレターが描いたロケ地マップを載せて、劇中に登場する実在のお店を紹介している。その土地、街が主人公とも言える映画では、街歩きをしてもらいたいという願いがあるそうだ。いわゆる聖地巡礼ということもあり得るだろう。</p>
<p><font color="blue"><strong>著名人からのコメント</strong></font><br />
　著名人からの応援コメントはメディア、ニュース等に取り上げてもらい、公式サイトそしてパンフレットにも載せることが多い。追ってコメントが増えることもあり、スペースに余裕を持ってレイアウトを組まなければならないようだ。コメントした人が自身のSNSでも発信し拡散されることに意義があり、コメントを依頼する際にそれをお願いすることも大事である。</p>
<p><font color="blue"><strong>対談・座談会</strong></font><br />
　『佐々木、イン、マイマイン』のパンフレットには、内山拓也監督と同作のメイン上映館である新宿武蔵野館のスタッフによるスペシャル座談会が掲載されている。内山監督にとって、同劇場はかつて働いていた場所。平井さん曰く、監督が当時の上司や同僚たちと過ごしたエピソードは宣伝開始当初から聞いており、作品を地でいくような彼らのエモーショナルな日々の振り返りは、鑑賞後のお客さんに必ず共鳴してもらえる、と思っていたのだとか。結果的に、この座談会はパンフレットだけの特別なものとなった。</p>
<p><font color="blue"><strong>シナリオ</strong></font><br />
　「シナリオのテキストデータは必ず保存しておいて欲しい」と平井さんは言う。前述したようにシナリオの掲載はパンフレットの売れ行きを左右する。SNS上でも「シナリオがあったからパンフレットを買った」という投稿を目にしたりする。「月刊シナリオ」が作品の規模に関係なく掲載してくれる可能性もあるそうだ。</p>
<p><font color="blue"><strong>その他</strong></font><br />
　アニメーション映画『音楽』のシーンにはロック・アルバムのジャケットを模したパロディがあり、そのシーンと元ネタのジャケットの画像を並べて掲載している。『とりつくしま』（東かほり監督）では、小泉今日子さん演じるとりつくしま係の部屋に置いてある小道具を細かく紹介している。『辰巳』（小路紘史監督）では、取材時から度々、監督が「色々なアメリカの映画から影響を受けて同作を作った」と話していたことから、オマージュを捧げた20 作品を紹介するページを設けた。<br />
　平井さんは次のように語った。「映画を1度観ただけでは気づかない、もしくは画面に映っていないスタッフの方たちのこだわりを伝えられるのがパンフレット。そういう意味でもパンフレットは充実させたいし、それがリピーターにもつながると思っています」<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/08/P6067542.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/08/P6067542.jpg" alt="" title="P6067542" width="2048" height="1535" class="aligncenter size-full wp-image-3174" /></a><br />
<span class="red"><strong>■経費と印刷部数、販売と売上について</strong></span><br />
　実際の講座ではパンフレットの予算表や販売試算表を見せながら、配給の相川さんに解説していただいたが、ここではその一部について大まかに記したい。具体的な内容をあまり明かせないことをご容赦ください。</p>
<p><font color="blue"><strong>デザイン費</strong></font><br />
　デザイナーのギャランティはいわゆる宣伝美術一式（ポスター、チラシ、試写状、前売り券、パンレット等）に対するデザイン料として支払われることがほとんどだが、制作工程の章で触れたように、パンフレットのみをデザイナーが請負う場合もある。鈴木さんによると、パンフレットは2,30ページのものから100ページのものまであり、その作業量によって金額も変わるそうだ。</p>
<p><font color="blue"><strong>印刷と販売</strong></font><br />
　プリントパックやグラフフィックの具体的な印刷料はそれぞれのサイトで調べるができる。ここで重要なのは印刷部数の読みである。それぞれ作品のファースト公開館数もとに、動員数とパンフレット購買率（観客動員数に対する）を予測し部数を試算する（公開館数が20館の場合、1館あたり100部を納めるならば印刷数は2,000部になる）。ある作品では3,000部という予測を立てたものの、蓋を開けたら増刷を重ねて7,000部以上を売り上げた。「一度に多くロットを頼むとその分安い印刷代が安くなるので、そこがいつも考えどころです。印刷費を抑えるために、いったん在庫を抱える覚悟を持って一度に多く印刷するのか。売上の様子を見て増刷するのか。最終的には在庫をなるべく減らしたいという思いでやっています」と相川さんは語った。<br />
　パンフレットの販売価格帯はページ数によって800～1,200円だ。劇場への卸値はその70～80%になることが多いようだ。パンフレットの売上は、配給収入（興行収入から劇場の取り分を引いたもの。）と同じく、配給会社が手数料を控除し、残りが製作サイドの収入となる（作品によっては監督自らパンフレットの制作に携わっていることもあり、そういった場合はより多く製作サイドに戻すことになる）。人気俳優らが出演する作品では購買率が高くなるし、資料価値の高いものだと購買率が5割を超えるもこともあるようだ。パンフレットの売上は時には大きな収入となり得る。<br />
　相川さんはパンフレットの制作についてこう語った。「大変ですけど作った方がいいと思っています。そして、映画をご覧いただいたお客さまがパンフレットを読んで、更に作品へ想いをめぐらせる一助になればいいなと思います。」</p>
<p><span class="red"><strong>■パンフレットをつくる上で大切にしていること</strong></span><br />
　最後に平井さんの言葉を紹介して、このレポートを締めくくりたい。</p>
<p>「お客さんが鑑賞後にパンフレットを読んで、映画を思い出せる内容であることは大前提ですけど、映画に関わった人たちが撮影を振り返ることのできる“卒業アルバム” のようなものにしようと心がけています。将来、何かに行き詰まった時に、すぐに初心を思い出してもらえるような熱量の高いものにしたい、とも思っています。そして、特にインディペンデント映画の監督、キャスト、スタッフはシネコンでかかるような映画と比べると知名度が低いという見方もあるかもしれませんが、パンフレットを通して、その人たちのことをお客さんに知ってもらい、彼らが次に携わる作品も引き続き応援してもらいたい気持ちがあります。映画はさまざまな人の手によって出来ているということ、監督を筆頭に、キャスト、スタッフたちの目には見えないこだわりが詰まっていることを伝えられるのがパンフレット。お客さんにとってもまた、彼らを知ってもらうための “アルバム” みたいなものにしたいと思ってつくっています」</p>
<p>　パンフレットは映画とつくり手たちに対する愛情の賜物。その熱量が手にした人に伝わり映画を育んでいくのだ。</p>
<p>文：谷渕新吾</p>
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		<title>東京フィルメックス＆独立映画鍋 共催企画【世界に挑め！―企画プレゼン力の磨き方】レポート＆記録動画</title>
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		<pubDate>Sat, 15 Mar 2025 11:09:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>

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		<description><![CDATA[映画の企画をどのようにまとめ、どのようにプレゼンすればよいのか？ 国際映画祭の企画マーケットやピッチングに挑戦したいが、何から始めればいいのかわからない。そんな疑問を解消するための講座「世界に挑め！―企画プレゼン力の磨き...  <a href="http://eiganabe.net/2025/03/15/3100" title="Read 東京フィルメックス＆独立映画鍋 共催企画【世界に挑め！―企画プレゼン力の磨き方】レポート＆記録動画">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>映画の企画をどのようにまとめ、どのようにプレゼンすればよいのか？ 国際映画祭の企画マーケットやピッチングに挑戦したいが、何から始めればいいのかわからない。そんな疑問を解消するための講座「世界に挑め！―企画プレゼン力の磨き方」が2024年12月1日に開催されました。海外を視野に入れた企画のプレゼン方法や、育成プログラムへの申請手続き、さらには実践的なアドバイスまで、多角的に学べる貴重な機会となりました。<br />
<span class="red"><strong>その時の記録動画が一般公開されました。</strong></span><br />
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/UWyeKYqvrjc?si=0MJFpXrXQ-VF2D7A" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p>
<p><font color="#0000ff"><strong>【概要】</strong></font><br />
開催日時：2024年12月1日（日）<br />
会場：有楽町朝日スクエアB<br />
共催：第25回東京フィルメックス &#038; 独立映画鍋</p>
<p><font color="#0000ff"><strong>【ゲストスピーカー】</strong></font><br />
<strong>■池田高明（NHKエンタープライズ シニア・マネージャー）</strong><br />
 映画・TV番組の買付け、ライセンス業務を手がけるほか、育成プログラム「タレンツ・トーキョー」選考委員を務める。<br />
<strong>■太田信吾（映画監督・俳優）</strong><br />
 『卒業』でイメージフォーラムフェスティバル優秀賞受賞。世界12カ国で公開された『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を手がける。<br />
<strong>■竹中香子（プロデューサー・俳優・演劇教育）</strong><br />
 フランスの国立高等演劇学校で俳優国家資格を取得。『現代版 城崎にて』のプロデュース・脚本・主演を担当。<br />
<strong>■渡邉一孝（プロデューサー）</strong><br />
 配給会社や映画祭スタッフを経て、株式会社E.x.Nを設立。『海辺の彼女たち』など、日本とアジア諸国の共同製作映画をプロデュース。</p>
<p><font color="#0000ff"><strong>【司会・聞き手】</strong></font><br />
■聞き手：大原とき緒（映画作家・プロデューサー／独立映画鍋理事）<br />
■司会：新谷和輝（映画研究者／独立映画鍋共同代表）<br />
&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-<br />
参加者の約1/3が監督で、プロデューサーもちらほら見受けられました。しかし、実際に企画マーケットへ応募した経験がある方はほとんどおらず、多くの参加者が初めての挑戦を検討している段階でした。</p>
<p>各ゲストの実体験を交えたトークでは、国際市場での企画の売り込み方や、プレゼンの際に気をつけるべきポイントについて具体的なアドバイスが飛び交いました。特に、プレゼンの際に求められる明確なコンセプトや、自分の作品の独自性をどのように伝えるかといった議論は、多くの参加者にとって学びの多い内容となりました。</p>
<p>また、フリートークでは、タレンツ・トーキョーへの具体的な質問をはじめ、英語力に対する不安やその対応策についての質問も多く寄せられました。特に、海外市場を視野に入れる際の語学力の重要性や、プレゼン時の工夫についての議論が活発に行われました。</p>
<p>今回の講座を通じて、映画企画のプレゼンに対する理解が深まり、実際に挑戦するための第一歩を踏み出すきっかけになったのではないでしょうか。<br />
（文責：坂部敬史）</p>
<p><a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/03/IMG_1041.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/03/IMG_1041.jpg" alt="" title="IMG_1041" width="2048" height="1365" class="aligncenter size-full wp-image-3101" /></a><br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/03/IMG_1098.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/03/IMG_1098.jpg" alt="" title="IMG_1098" width="2048" height="1365" class="aligncenter size-full wp-image-3102" /></a><br />
【写真撮影:明田川志保】</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>【新年・大交流会 2025～あなたの映画のアピール・相談など大歓迎！～】レポート</title>
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		<pubDate>Thu, 06 Mar 2025 08:33:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>

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		<description><![CDATA[日時：1月19日（日） 場所：下北沢アレイホール 2025年最初の独立映画鍋の企画、新年・大交流会を1月19日に行いました。これまでも新年会や全体ミーティングなどで会員・非会員の交流を図ってきましたが、今回は休日のお昼か...  <a href="http://eiganabe.net/2025/03/06/3096" title="Read 【新年・大交流会 2025～あなたの映画のアピール・相談など大歓迎！～】レポート">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>日時：1月19日（日）<br />
場所：下北沢アレイホール</strong></p>
<p>2025年最初の独立映画鍋の企画、新年・大交流会を1月19日に行いました。これまでも新年会や全体ミーティングなどで会員・非会員の交流を図ってきましたが、今回は休日のお昼からお酒を飲みながら、よりリラックスしたかたちで各々の持っている企画をアピールしたり、困っていることを相談したりする場を作ることを目指しました。</p>
<p>「インディペンデント映画に関わっている人にはいろいろな悩みやアピールしたいことがあるはずだけど、打ち明けられる気軽な場がなかなかないのでは？」との思いからスタートしたこの企画。事前の準備段階では、こんなに自由でオープンな形で募集しても人は集まらないかも……と危惧していましたが、アンケートではたくさんの方から相談やアピールが寄せられました。当日は十分に時間もないなか、それらひとつひとつの事案を聞いて少しでも言葉を返していくことで精一杯でしたが、会員や非会員の皆さんのお話はどれも直球かつ切実な悩みや疑問ばかりでした。</p>
<p>映画の予算の集め方、スタッフをどのように集めたらよいか、宣伝はどのようにすれば効果的か、長年映画を撮っていないけどどのようにこれから映画作りを再開していけるか、等々、どれも簡単に答えの出る悩みではありませんが、第2部の居酒屋での二次会で、第一部の発言者のまわりにたくさんの人が集まって熱い議論を交わす様子を見ていると、悩みを共有できる人や場を少しでも紹介できたのかなと思います。今後もこういった企画は定期的に行なっていきたいです！<br />
（文責：新谷和輝）<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/03/250119.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2025/03/250119.jpg" alt="" title="250119" width="2048" height="1536" class="aligncenter size-full wp-image-3097" /></a></p>
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		</item>
		<item>
		<title>【インディペンデント映画のためのCG・VFX講座vol.1】レポート</title>
		<link>http://eiganabe.net/2024/11/03/3051</link>
		<comments>http://eiganabe.net/2024/11/03/3051#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 03 Nov 2024 12:22:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>

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		<description><![CDATA[去る10月25日、52回目の鍋講座がいつもの下北沢アレイホールで開催されました。今回の講座タイトルは、【インディペンデント映画のためのCG・VFX講座vol.1 ～このシーン、どうやったらつくれますか？～】。映画鍋設立1...  <a href="http://eiganabe.net/2024/11/03/3051" title="Read 【インディペンデント映画のためのCG・VFX講座vol.1】レポート">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>去る10月25日、52回目の鍋講座がいつもの下北沢アレイホールで開催されました。今回の講座タイトルは、【インディペンデント映画のためのCG・VFX講座vol.1 ～このシーン、どうやったらつくれますか？～】。映画鍋設立12年、52回も続けてきた鍋講座ですが、今回初めてCG・VFXをテーマにしました。なぜかと言うと、私自身が次回作でCG・VFXを使いたいと思っていて、技術的な部分でいろいろ疑問や不安があったので、同じような思いをしている人もいるのではないかと、この企画を提案した上で当日の司会も務めることになったのでした。…で、当日になるまで動員はどうなのだろう？と不安だったのですが、開けてびっくり、約50名の方々にご参加頂きました！<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/IMG_95673.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/IMG_95673-e1730634558713-300x225.jpg" alt="" title="IMG_9567" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-3059" /></a></p>
<p>今回のゲストは、デジタルマットペインターの林隆之さんとCG/VFXアーティストの近藤勇一さん。林さんは、最近では映画『ゴジラ-1.0』で名を馳せるCG・VFXプロダクション「白組」でマット画を学び、1988年にフリーのマットペインターとして独立された大ベテランです。近藤さんは、2008年頃からCG・VFXを独学で学び、プロの現場で活躍しつつ、インディペンデント映画監督としても作品をつくられている百戦錬磨のアーティスト。ちなみに<a href="http://eiganabe.net/2024/06/03/3012" target="_blank">今年4月の鍋講座</a>にも海外の自主制作SF映画を紹介する上映会「外世界X」のディレクターとしてご登壇頂いています。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/IMG_9591.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/IMG_9591-e1730634688460-300x225.jpg" alt="" title="IMG_9591" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-3054" /></a><br />
<strong>※向かって左が林隆之さん、右が近藤勇一さん</strong></p>
<p>講座の初めは、そのお二人のこれまで活動を過去作品の映像を交えて紹介して頂きましたが、一番盛り上がったのは手切りマスクの話。マスクとは「合成やスーパーインポーズのために、画面の一部を見せないように覆ういろんな形状の画像<strong>※1</strong>」のことですが、グリーンバックで撮影していない場合は、抜きたい箇所をひとつひとつ手で選択してあげなければなりません。そのカットが10秒だとして、作業しなければならないのは、1秒24フレーム計算で240枚！近藤さんは、その作業を「修行・瞑想」と表現していました(笑)。さらに、林さんが始めた当初はデジタルではなく鉛筆…一コマ一コマ鉛筆でなぞって、それをカッターで切り抜くという作業を延々と繰り返していたそうです。今では、AIなどで自動で選択してくれるツールもありますが、例えば「逆光の髪の毛」などは今でも手切りが必要。でも、お二人とも「AIで抜けないカットも、若い頃の修行のおかげで何百フレームでもなんとか出来る」とのことでした(笑)。他にも「実写映像をもとにカメラや被写体の移動量を検出し、CG素材との合成に用いることで違和感なく画像を合成できる<strong>※2</strong>」マッチムーブや、「高輝度の光があふれる様子から暗部の細かな陰影まで、現実世界に近いレンジの明るさを表現できる画像フォーマット<strong>※3</strong>」HDRIの話なども出てきて非常に面白かったのですが、ここでは省きます…というか、正確に説明する自信がないので、今回の講座のメイン「このシーン、どうやったらつくれますか？」という質問コーナーの報告に移ります。<br />
※1、2、3は、<a href="https://cgworld.jp/terms/" target="_blank">「CGWORLD」CG用語辞典</a>より<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/IMG_9582.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/IMG_9582-e1730635296578-300x225.jpg" alt="" title="IMG_9582" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-3053" /></a></p>
<p>「このシーン、どうやったらつくれますか？」という質問は、事前に映画鍋会員から募ったものです。また当日、会場からも質問があったのですが、サンプル画像がないとイメージが湧きにくいと思うので、このレポートでは著作権的にこのページで掲載しても問題ないサンプルを付けてきた熱心な会員（つまり、私）の質問とゲストお二人の回答について簡単に報告します。ちなみにサンプル画像は、今回のために初めて触った画像生成AI<a href="https://www.midjourney.com/home" target="_blank">「Midjourney」</a>でつくりました。</p>
<p><a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/d80eace721c0d26d844c2a8368cd05cc.png"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/d80eace721c0d26d844c2a8368cd05cc.png" alt="" title="屋上に立つ" width="2048" height="1147" class="aligncenter size-full wp-image-3055" /></a><br />
<strong><font color="blue">【このシーン、どうやったらつくれますか？①】<br />
夜、ビルの屋上に立ち、渋谷スクランブル交差点を見下ろす少女の後ろ姿<br />
スクランブル交差点には車も、人もいない</font><br /></strong></p>
<p>「少女は実写、背景は実写でもCGでも構わない」という私に対するお二人の回答は、「なるほど！」と思わせてくれるものでした。まず、林さんから提案して頂いたのは、スクランブル交差点のライブカメラ。例えば、<a href="https://www.youtube.com/watch?v=jNvGstplrBo&#038;list=LL&#038;index=19" target="_blank">コレ</a>。（フリー素材ではないので、使用したい方は配信者にご連絡を！）24時間ライブ配信しているので、深夜帯は人も車もいなく（あるいは、少なく）なる。それを切り貼りすれば、誰もいない渋谷スクランブル交差点が出来上がる！そして、チカチカするネオン等のエフェクトを追加すれば、リアルな映像に！…勿論、新規で撮影できればそれに越したことはないけど、許可取り等が難しい場合はその手があったか！と、私は唸りました。さらに近藤さんは「このMidjourneyの背景にネオンやスモークのエフェクトを足したらどうですか？多少ならカメラも動かせますよ」とさらり。なるほど、その手もあったか！お二人の“インディペンデント映画のための”アイデアは、私の凝り固まった頭をほぐしてくれました。<a href="https://www.cadcenter.co.jp/real3dmap/plus/shibuya/" target="_blank">こういう感じ</a>の3D都市モデルを使って、『今際の国のアリス』みたいにしなきゃならないのか…と思ってたんですが、その前にやれることはたくさんありました。</p>
<p><a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/2072ec59bef61ce66161faef8282cd76.png"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/11/2072ec59bef61ce66161faef8282cd76.png" alt="" title="住宅街の草原" width="1456" height="816" class="aligncenter size-full wp-image-3056" /></a><br />
<strong><font color="blue">【このシーン、どうやったらつくれますか？②】<br />
早朝、住宅街にぽっかり空いた草が生い茂る空き地に女性が仰向けで寝ている<br />
女性を真俯瞰で捉えたドローンカメラがゆっくり下降すると、女性を残して背景が消え、真っ白になる</font><br /></strong></p>
<p>この質問に対して、林さんは会場に向かって問いかけました。「最近のドローンは、高度と動きを記憶できますか？」。すると、すかさず会場から「できます。モーションコントロールカメラと思っていいです」との声。「だったら、現場で同じ動きで二度撮りましょう。一度目は女性の下にカポックか何かを敷いて白背景。二度目はそのまま草の上で」――そこで私は、「こんな住宅街にぽっかり空いた草原みたいな都合がいい場所ないんですけど…」と弱気な発言。すると林さんは「コインパーキングでもいいんですよ。女性の周囲に人工芝かなんか敷いてもらえれば」。なるほど、そういうことか！と思った私ですが、念のため、女性のみをクロマキースタジオで撮るのはどうかと質問してみました。林さんの答えは「スタジオ撮影だとCM並みの照明技術が必要。予算を考えれば、現場で一発で撮れた方が良い」と、またしても“インディペンデント映画のための”方法論を教えてくれました。そして、「照明は、あとからCGで何とか出来ませんか？」という私の素人にありがちな質問に対しては、近藤さんが「照明は難しい。あとで処理すれば良くなるという感覚でCGは使わない方がいい」と冷静に諭してくれました。</p>
<p>この私の2つの質問以外には、戦争映画の戦闘シーンの爆発エフェクトやクロマキー撮影した人物と野外ロケ映像の合成方法など、様々な質問＆話題が飛び交い、予定の2時間では全く時間が足りない、非常に内容の濃い講座となりました。</p>
<p>以上が簡単な報告ですが、この講座、シリーズ企画になりそうな予感です。レポートではその1/100も書き切れず、アーカイブ映像配信も今のところ予定していないので、次回開催の際には、是非、当日会場にお越し下さい。勿論、つくりたいシーンがある方は、バンバン質問を！<br />
（文責：土屋　豊）</p>
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		<title>【インディペンデントな映画を続けるために！〜戦略共有オープン会議〜】レポート</title>
		<link>http://eiganabe.net/2024/08/05/3030</link>
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		<pubDate>Mon, 05 Aug 2024 09:55:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>

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		<description><![CDATA[去る7月28日（日）、いつもの下北沢アレイホールで【インディペンデントな映画を続けるために！〜戦略共有オープン会議〜】が開かれました。独立映画鍋はこれまでの12年間で会員だけが参加する全体会議を7回行ってきましたが、今回...  <a href="http://eiganabe.net/2024/08/05/3030" title="Read 【インディペンデントな映画を続けるために！〜戦略共有オープン会議〜】レポート">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>去る7月28日（日）、いつもの下北沢アレイホールで【インディペンデントな映画を続けるために！〜戦略共有オープン会議〜】が開かれました。独立映画鍋はこれまでの12年間で会員だけが参加する全体会議を7回行ってきましたが、今回は初の試みとして、会員でなくても誰でも参加できるオープンな会議としました。理由は、コロナ禍が明け、リアルな交流の場の重要性を改めて感じ、そういう場をつくることが映画鍋の役割のひとつなのではないかと思ったからです。当日は、約30名の方にご参加頂き、その半数が非会員の方々でした。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/08/01.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/08/01-300x225.jpg" alt="" title="01" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-3031" /></a></p>
<p>今回の会議のテーマは「インディペンデントな映画を続けるために！」で、目標は、インディペンデント映画に関わる人たちが抱える課題を共有し、その課題解決のための戦略をみんなで探る、そして、映画鍋という場でできることを考える、ということでした。勿論、すぐに正解を導き出せるような問題ではありませんが、参加者全員で課題を共有し、ざっくばらんに情報交換する時間を持てたことは、とても有意義で濃密な体験となったのではないかと思います。</p>
<p>会議は3つのステップに分けて進められましたが、【第1部】は事前に行われたアンケート結果の共有とその結果についてのディスカッションでした。アンケート結果を見ると、皆さんが抱えている課題の第1位は、やはり「制作資金調達」で、2位以降は、「劇場公開時の宣伝方法」や「映画祭エントリーテクニック」など、ほぼ同数で様々な課題が挙げられました。ディスカッションでは、「撮影後のポストプロダクションで資金がなくなり、配給・宣伝費が残らない…」という実体験や、「インディペンデント映画の持続可能性を妨げていること、スタックしている場所はどこなのか」という根本的な疑問も示されました。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/08/02.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/08/02-300x207.jpg" alt="" title="02" width="300" height="207" class="alignleft size-medium wp-image-3032" /></a></p>
<p>【第2部】は、各課題毎にグループを分け、より詳細なディスカッションが行われました。<br />
分けたグループは、①「資金調達系」　②「国内劇場公開系」　③「海外戦略系」の3つです。1グループ10名以下の少人数に分けたことでディスカッションはより活発になり、議論は白熱、あちこちでどっと笑いが溢れたりしていました。</p>
<p>そして【第3部】は、各グループで話し合われたことが代表者によって報告されました。<br />
以下、内容の一部を箇条書きします。</p>
<p><strong>【海外戦略系】</strong><br />
■海外では資金をしっかり集める、低予算でつくらない<br />
■企画の最初から戦略を立てなければダメ<br />
■企画マーケットやピッチ方法などの情報が足りない<br />
■ピッチングや映画祭でのネットワーキングを学ぶ会を行いたい<br />
■情報や経験談を共有できるようなプラットフォームが欲しい</p>
<p><strong>【国内劇場公開系】</strong><br />
■資金が回収できない→公開後、自主上映、配信などで回収する方法もあるが、かなり厳しい<br />
■『映画鍋が選んだ今月の何本』的な感じで、映画鍋が作品とミニシアターの繋ぎ役になれると良いのでは？<br />
■「自主制作映画版マッチングアプリ」のようなイメージで、映画人が出会えるシステムが欲しい<br />
■今回のオープン会議のような「顔の見える情報交換の場」を、映画鍋で定期的につくりたい</p>
<p><strong>【資金調達系】</strong><br />
■資金は必要だが、その前にリクープラインを十分に検討しなければならない<br />
■観客動員2万人＋αで、やっと1500万円回収<br />
■基本的に、全額を補助してくれる助成金はない（AFFは特別）<br />
■成功例として100館で公開できそうな企画が挙げられたが、監督が自腹で約2000万を用意していた…<br />
■某有名監督の制作資金は、監督の知人のIT系会社の社長が出しているらしい<br />
■成功した企画の経緯、戦略を聞き、参考にしたい</p>
<p>箇条書きしただけでは、当日の熱量や情報量の一部しか伝えることができませんが、一人で孤立せず、いろいろ話せたことで前向きな気持ちになれたのは私だけではないはずです。活発な議論は約4時間に及びましたが、当然ながらそれでも時間は足りず、会議後はみんな打ち上げ会場へとなだれ込んで行きました。<br />
（文責：土屋　豊）<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/08/03.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/08/03.jpg" alt="" title="03" width="2048" height="1536" class="aligncenter size-full wp-image-3033" /></a></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>鍋講座vol.51【自主上映会の企画と集客～インディペンデント映画を届けたい！～】レポート</title>
		<link>http://eiganabe.net/2024/06/03/3012</link>
		<comments>http://eiganabe.net/2024/06/03/3012#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 03 Jun 2024 04:36:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://eiganabe.net/?p=3012</guid>
		<description><![CDATA[実施概要 日程：2024年4月19日（金）19時00分開始、21時00分終了　 会場：下北沢アレイホール　 今回は「自主上映会」にフォーカスした鍋講座。劇場公開でもなく、映画祭でもなく「自主上映会」という手段でインディペ...  <a href="http://eiganabe.net/2024/06/03/3012" title="Read 鍋講座vol.51【自主上映会の企画と集客～インディペンデント映画を届けたい！～】レポート">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>実施概要</strong><br />
日程：2024年4月19日（金）19時00分開始、21時00分終了　<br />
会場：下北沢アレイホール　</p>
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/IMG_0300.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/IMG_0300-300x225.jpg" alt="" title="IMG_0300" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-3013" /></a>
<p>今回は「自主上映会」にフォーカスした鍋講座。劇場公開でもなく、映画祭でもなく「自主上映会」という手段でインディペンデント映画をうまく届ける方法はないものか、というテーマでお話しました。自主上映会といっても、民間主催のもの、学校主催のもの、制作者自ら企画するもの、有志や上映団体主催のものなど、さまざま。自主上映会は企画実施することは、さほど難しいことではありませんが、（上映会場と上映作品さえあれば実施可能）、集客や宣伝に関するノウハウはあまり共有されておらず、また知り合い関係者以外の方に来場していただくのは非常に困難なため、自主上映会の運営の実際について自主上映会を自ら企画運営している3人から話を聞きました。</p>
<p><strong>■野火明（映画監督・TOKYO月イチ映画祭代表）</strong><br />
2013年から月に一度の映画祭『TOKYO月イチ映画祭』を開催。コロナの影響で一時休止していたが、2024年3月に再開。毎月開催されている。</p>
<p><strong>■近藤勇一（外世界Xディレクター）</strong><br />
月例上映会『SF特撮映画セレクト』内にて外世界Xを開始。海外自主制作SF映画に日本語字幕をつけて上映している。</p>
<p><strong>■斉藤 啓（神戸インディペンデント映画祭 代表・ディレクター）</strong><br />
神戸インディペンデント映画祭のセレクション作品上映会『神セレ』を2024年5月に渋谷ユーロライブにて初めて開催。</p>
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/IMG_0298.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/IMG_0298-300x225.jpg" alt="" title="IMG_0298" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-3014" /></a>
<p>最初に上映会を始めたきっかけについて聞きました。野火明さんは、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に参加した経験から、東京でもゆうばりのような上映会を、また月イチで開催してみようと開始。近藤勇一さんは海外映画祭への参加経験や海外フィルムメーカーとの交流から、「日本には海外SFジャンル映画を上映できる場所がない」という思いから始められました。</p>
<p>自主上映会の会場選定については、都内の貸館利用ができる会場一覧を投影しながら紹介。上映会の目的や趣旨、費用（会場使用料）、運営などの面から、会場選定する必要がありますが、野火さんは自社所有のスタジオで実施、近藤さんは上映会企画団体と連携する等の方法で開催しています。会場使用料が高額な場合は、多く集客できたとしても赤字になる場合があり、自主上映会を継続的に実施していきたい場合は、コスト面から実施会場の見直しが必要であると斉藤が自身の体験をもとに話しました。</p>
<p>自主上映会の集客方法については、チラシ、Web、SNS、動画、クチコミ、プレスリリース等さまざまな方法がありますが、インディペンデント映画の上映会の場合、有名俳優が出演している、特別な社会的テーマを題材にしている等がないかぎりは一般的興味をひきにくい状況もあり、集客は非常に困難であるという前提のもと、そんななかでも「見てみたい」「また行ってみたい」と映画ファンや制作者に感じてもらうために、見て満足できる上映作品の選定、お花見などの交流会をセットで企画する、上映会当日の写真を出品監督に共有する等、参加者満足度を高めるための施策をそれぞれ実施されていました。最近はＳＮＳやＷｅｂで情報収集する人が多いので、「紙チラシはあえてつくらない」という判断も参考になりました。</p>
<p>「自主上映会を継続していくために」というテーマでは、上映会スタッフの役割分担を決めること、経費負担を極力すくなくすること、労力をかけすぎないこと（個人の負担を増やし過ぎない）、等の例があげられました。特に、参加者やスタッフが楽しめる環境を整えることが大事であると登壇者みなさんで確認されていました。上映会場のキャパ（席数）を大きくすると、集客目標があがり広報宣伝に係る労力と費用も増えるため、席数の多い会場を選ばないという判断も必要かと感じました。</p>
<p><strong>※後日談</strong><br />
今回の鍋講座に参加した人が、後日、登壇ゲストの上映会に参加したという報告もありました。鍋講座や上映会に参加した人が、別のイベントや他作品にも興味を持ち行ってみる、という循環が起きていることにうれしく思いました。<br />
（文責：斉藤啓）</p>
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		<title>鍋講座vol.49「デザイナーが解き明かす！映画宣伝美術の秘密」レポート―コミュニケーションが生まれる距離感を考えること―</title>
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		<pubDate>Wed, 17 Jan 2024 06:35:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>

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		<description><![CDATA[　「宣伝美術」この言葉に聞き馴染みがない人もいるかもしれない。ネット上で調べてみると、次のような定義づけが見つかった。 宣伝美術：応用美術のひとつである商業美術に属します。商業美術は商業を目的とした制作物を指しますが、特...  <a href="http://eiganabe.net/2024/01/17/2964" title="Read 鍋講座vol.49「デザイナーが解き明かす！映画宣伝美術の秘密」レポート―コミュニケーションが生まれる距離感を考えること―">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　「宣伝美術」この言葉に聞き馴染みがない人もいるかもしれない。ネット上で調べてみると、次のような定義づけが見つかった。</p>
<p><strong>宣伝美術：応用美術のひとつである商業美術に属します。商業美術は商業を目的とした制作物を指しますが、特にディスプレイやチラシ・ポスターなど、何かを宣伝をするためのものを宣伝美術と呼びます。</strong><br />
＊東京国立近代美術館「純粋美術と宣伝美術」展示を読み解くキーワードより引用　</p>
<p>　一般的には主に舞台、演劇そして映画の販促物がこれに該当する。この鍋講座では「映画宣伝美術の秘密」と題し、映画宣伝のデザインにスポットを当てた。これは49回目となる講座でも初めての試み。ゲストに映画の宣伝美術を数多く手がけている、気鋭のアートディレクター／グラフィックデザイナーの寺澤圭太郎さんをお招きし、デザインを手がけた事例を取り上げながら、発想から制作に至るまで、参加者との質疑応答も交えてたっぷりと話をうかがった。聞き手は独立映画鍋の会員であり、自身も映画の宣伝美術を手がけるグラフィックデザイナーの鈴木規子、司会は独立映画鍋の共同代表である映画監督の土屋豊が務めた。このレポートでは、寺澤さんが語ったデザインの作業過程と創作のポイント、その一部を要約してお伝えする。</p>
<p>＊文中『』で記載しているものは全て映画作品名<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/P7210033.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/P7210033.jpg" alt="" title="P7210033" width="2048" height="1536" class="aligncenter size-full wp-image-2965" /></a></p>
<p><span class="red"><strong>宣伝美術は映画のイメージづくり</strong></span><br />
　寺澤さんは「映画の宣伝美術とは何を指すか」というに問いに、「いわゆるメインビジュアルと呼ばれるもの。映画のイメージづくり」と答えている。それはポスターを中心とした、世の中に多く出まわる宣伝ビジュアルをデザインすること。そしてポスターに限らず、チラシ、試写状、前売り券、パンフレットといった紙媒体の形に落とし込んでいく。</p>
<p>　そういった作業のやり取りは、基本的には宣伝あるいは配給の担当と行うのだが、監督が自ら加わることもあるという。打ち合わせに参加する人は作品によって様々。映画のどの部分を推して売るのかヒアリングを重ね、それを受けてデザイン案を作成し、宣伝、配給、さらには上映劇場からも意見を吸い上げ仕上げていく。時にはメインビジュアルを20案くらい作成することもあるらしい。全部提出する場合もあれば、提出しない場合もあるが、発注側とコンセンサスを取るため、あるいはこんなことも考えられるという打診の意味を込めて、複数案を提出するそうだ。</p>
<p><span class="red"><strong>まずはコピー、ことばの大切さ</strong></span><br />
　「ビジュアル作りは、感覚的に構築していく部分に加え、ロジカルに考える部分もあるので、ことば（コピー）に伝えたいことを集約するのはとても大事なことです」</p>
<p>　寺澤さんは、最初の打合せにおいて、作品のキャッチコピーが決まってない場合は、仮でもいいから決めもらうように伝えるという。デザインを考える上でガイドラインになるからだ。</p>
<p>　今回、事例として挙げた映画のコピーは印象的であった。例えば、『佐々木、イン、マイマイン』（20）の「佐々木、青春に似た男」、『アルプススタンドのはしの方』（20）の「そこは輝けない私たちの ちょっとだけ輝かしい特等席。」というキャッチコピー。これらのコピーには説明的な要素が少ない。それゆえ受け手に一瞬、考えることを促し、何らかの情景を想起させる。デザインの方向を定める上でも、大きな指針となるに違いない。</p>
<p><span class="red"><strong>写真を選ぶこと、撮ること</strong></span><br />
　「写真には説明的なものと、説明的でないものがあります。これは説明をしていないが、ちゃんと表現されているとてもいい写真だと思います」<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/sasaki_B5tease_FIX-04.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/sasaki_B5tease_FIX-04-212x300.jpg" alt="" title="sasaki_B5tease_FIX-04" width="212" height="300" class="alignleft size-medium wp-image-2966" /></a></p>
<p>　青春時代のきらめきと、愛しい日々への哀愁を描いた『佐々木、イン、マイマイン』。その宣伝ビジュアルで使われた写真は、キャッチコピーとも相まって、何とも言えない雰囲気を醸し出している。特に印象的なのが、ティザービジュアルの佐々木を演じた細川岳さんの写真だ。ブレて、ボヤけて、そして顔が見切れている、その勢いがある画は、佐々木というキャラクターが持つパワーを的確に表現しているという。打ち合わせには、監督、キャストで原案を書いている細川さんも参加している。監督の熱量が高く、そして同世代のキャストやスタッフたちと共に作り上げたという意識が強かった。ティザービジュアルを作ることは、打ち合わせの最初の段階で決まり、写真の選択も寺澤さんと監督の意見がその場で一致した。基本的にいい写真が多く、選ぶのが楽しかったそうだ。</p>
<p>　寺澤さんは『佐々木、イン、マイマイン』のデザインで大事にしたことについて問われ、こう答えている。「空気感です。写真でかなり表現されている。コピーも秀逸で、意味がないようで意味があります」</p>
<p>　『百円の恋』（14）の宣伝ビジュアル、バンテージを巻いた安藤サクラさんの姿が印象に残っている人は多いだろう。「呆れる程に、痛かった。」というキャッチコピーがつくその写真は、恋とボクシングに目覚めていくヒロインの姿を、安藤さんが見事に体現している。寺澤さんはそれを「安藤サクラ力」と称賛した。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/100yen_02.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/100yen_02-212x300.jpg" alt="" title="Print" width="212" height="300" class="alignleft size-medium wp-image-2967" /></a></p>
<p>　撮影期間中の休みを使って、寺澤さんの立ち会いのもとスチール撮影が行われた。（撮影を手がけたのは安藤サクラさんをよく知るカメラマン）寺澤さんがイメージとしてカメラマンやスタッフと共有したのが、タバコを咥えたシャルロット・ゲンズブールの写真だ。安藤さんが演ずるヒロインも映画の中でタバコを吸っている。メインビジュアルでは、安藤さんがバンテージを巻いた手で頬杖をつき、灰が落ちそうなタバコを咥えている。ボクシングのバンテージとタバコ。一見、矛盾している両者の組み合わせが、一度見たら忘れられないイメージを生み出している。</p>
<p>　「決めて撮ればいいものが撮れるわけじゃないタイプの写真なので、ざっくりこのシャルロットの感じがいいと思うんですよね。というところです」</p>
<p>　本作の場合、デザインのいわゆるラフは作らずに撮影に臨んだという。クライアントワークではラフを作ることは多いが、それには良いところと悪いところもある。「ちゃんとコンセンサスを取った上で、現場でこういうものもやってみましょうと、プラスアルファが生まれるのが良い」と寺澤さんはいう。撮影ができる場合はできるだけ立ち会い、現場に行けない時はリモートでチェックすることもあるそうだ。</p>
<p><span class="red"><strong>イラストを使ったビジュアル</strong></span><br />
　映画館「川越スカラ座」を舞台にした『銀平町シネマブルース』（23）のメインビジュアルではイラストを使っている。様々な登場人物たちが劇場の席にいる、とても賑やかなものだ。描いたのは、映画はもとより幅広いジャンルで活躍するイラストレーターの岡田成生さん。早い段階で配給・宣伝の方からイラストを使用したい旨を伝えられ、寺澤さんが岡田さんを推したそうだ。（寺澤さんは以前『街の上で』のパンフレットで岡田さんにイラストを描いてもらっている）配給・宣伝の方から参考資料として上がったのが、イラストによる『アニマルハウス』（78）と『ロックンロール・ハイスクール』（79）のポスター。その楽しげなイメージに寺澤さんも賛同した。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/ginpei_B5_FIXmain_RE.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/ginpei_B5_FIXmain_RE-212x300.jpg" alt="" title="ginpei_B5_FIXmain_RE" width="212" height="300" class="alignleft size-medium wp-image-2968" /></a></p>
<p>　もともと登場人物が劇場内にいることは決めており、一旦、レイアウトのテスト用に岡田さんにイスだけ描いてもらい、そこに写真から切り抜いた人物を座席に配置し、それを基にある程度、岡田さんにお任せして進めたそうだ。意図を汲んだ岡田さんは少し上から魚眼的な構図で描き上げ、その仕上がりを寺澤さんは絶賛している。岡田さんについて寺澤さんは、上手い上に作業がとても柔軟だという。岡田さんのイラストにはタッチがいく通りかあり、打ち合わせでどういうタッチにするかやり取りしたそうだ。また使用媒体によって仕上がりの調整が必要なため、岡田さんからイラストのコントラストを変えたものを何種類かもらっている。イラストレーターへの発注の仕方について問われた寺澤さんはこう答えた。「絶対に押さえておきたいことは、嫌がられても伝えます」その上で信頼関係が成り立たなければならない。</p>
<p>　寺澤さんが自らイラストを描いたものもある。それは男女12人の恋愛群像劇『サッドティー』（13）のメインビジュアル。頬杖をついた男性の写真の下にタイトルを挟んで５人の女性のイラストが描かれている。登場人物の写真をトレスする手法で描いたそうだ。このビジュアルの参考となったのは、寺澤さんが好きだという『地球は女で回っている』（97）のポスター。監督・主演のウディ・アレンと、彼をめぐる女性たちを描いたイラストが目を惹く。寺澤さんは『サッドティー』のビジュアルにキャッチーさとサブカルチャー感を加えるため、イラストにすることを決めたそうだ。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/sadtea_image.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/sadtea_image-212x300.jpg" alt="" title="sadtea_image" width="212" height="300" class="alignleft size-medium wp-image-2969" /></a></p>
<p><span class="red"><strong>手書きによるタイトルロゴ</strong></span><br />
　寺澤さんの手書きによるタイトル・ロゴのデザインも絶妙だ。今回取り上げた事例では、『佐々木、イン、マイマイン』、『アルプススタンドのはしの方』、『銀平町シネマブルース』が寺澤さんの手書きによるもの。<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/alps_B5_v2_02.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/alps_B5_v2_02-212x300.jpg" alt="" title="alps_B5_v2_02" width="212" height="300" class="alignleft size-medium wp-image-2971" /></a></p>
<p>　ロゴを手書きで作る場合、まずはパターンをたくさん書き、ぼんやりと浮かんでいるイメージ、その文字の形にどんどん近づけていくそうだ。例えば『アルプススタンドのはしの方』の場合、まずは「アルプス」の文字をたくさん書き、各々の良い部分をチェックして絞っていく。その上で「ア」の形は良い部分はどこで、なぜ良いのかを考える。それを念頭に置きながらさらに書く。文字組みのために3、４パターンを選んで、一文字、一文字、編集で組んでいく。そうすることによって、例えば「スタンド」という文字の場合は「ド」の縦棒の気持ちいいと感じる長さがわかってくる。それを踏まえてまた書く。再び編集で文字を組んで、文字サイズを調整し、それに合わせてさらに書く。そういった作業を何度も繰り返しつつ、細かな調整を加えながら仕上げていくようだ。</p>
<p>　「アルプス」の「プ」の文字の「°」は閉じていない。寺澤さんはそのことについて「その当時、閉じないというのをよく目にしました。書き文字がすごく多かった時期。閉じないことで若さが出るんじゃないか? と思いました」と語った。『アルプススタンドのはしの方』は高校生たちの青春群像を描いた作品である。</p>
<p><span class="red"><strong>コミュニケーションが生まれる距離感を考えること</strong></span><br />
　「これは僕の考えですが、映画と宣伝ビジュアルの適切な距離がどこなのか、それを考える作業がビジュアル作りにおいて、基本の物差しだと思っています」</p>
<p>　参加者からの質問「宣伝美術を映画本篇の内容にどこまで寄せるか」に対する寺澤さんの答えだ。ポスター等には映画そのものは映らないわけで、キャッチコピーが映画の売りを凝縮しているとすると、キャッチコピーと画の関係が大切だと語った。映画の内容に近づいて、ただ説明しているだけだと、受け手とのコミュニケーションは一瞬で終わってしまう。逆に離れすぎると伝わらないので、受け手に入口にすら入ってもらえない。距離の取り方は映画によっても異なる。デザイナーは都度、適切な距離を意識しながら、いろんな手法を使って、その映画の宣伝美術に相応しいデザインに仕上げていく。</p>
<p>　「大事なのは、感じさせつつ、ある程度含みがあり、ビジュアルとお客さんとの間でコミュニケーションが発生する距離感だと思います」</p>
<p>　寺澤さんが語ったこの言葉は、「映画宣伝美術の秘密」を解くカギのひとつだと思う。</p>
<p>（文責：谷渕新吾）<br />
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/33707_n.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2024/01/33707_n.jpg" alt="" title="33707_n" width="2048" height="1536" class="aligncenter size-full wp-image-2972" /></a></p>
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		<title>第24回東京フィルメックス共催イベント【この映画を観せたい！―ひとりから始められるオルタナティブ映画配給】ショートレポート＆記録動画</title>
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		<pubDate>Sat, 02 Dec 2023 12:18:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
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		<description><![CDATA[去る11月26日（日）、毎年恒例のフィルメックスと映画鍋の共催イベント【この映画を観せたい！―ひとりから始められるオルタナティブ映画配給】が開催されました。今年のテーマは、最近増えつつある個人で映画配給を行う“ひとり配給...  <a href="http://eiganabe.net/2023/12/02/2960" title="Read 第24回東京フィルメックス共催イベント【この映画を観せたい！―ひとりから始められるオルタナティブ映画配給】ショートレポート＆記録動画">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>去る11月26日（日）、毎年恒例のフィルメックスと映画鍋の共催イベント【この映画を観せたい！―ひとりから始められるオルタナティブ映画配給】が開催されました。今年のテーマは、最近増えつつある個人で映画配給を行う“ひとり配給会社”。</p>
<p>ゲストは、ウクライナのアニメ映画『ストールンプリンセス：キーウの王女とルスラン』の配給で話題となった粉川なつみさん、今年9月、韓国映画『アフター・ミー・トゥー』を公開し、来年2月にはニカラグア映画『マリア 怒りの娘』の公開を控える湯川靖代さん、そして、今回の東京フィルメックスの審査員でタイの社会・政治史に影響を受けた作品を制作し続けている映画監督、アノーチャ・スウィチャーゴーンポンさんでした。</p>
<p>『ストールンプリンセス』配給のために貯めていたマンション購入資金を使い果たしたという粉川さんのお話はスリリングでとても面白く、他の会社がピックアップしない作品を選んでいるという湯川さんのお話は“ひとり配給会社”ならではの工夫とパッションが感じられ、その努力が映画の多様性に繋がっているんだということが再認識できました。そして、アノーチャさんからはタイのインディペンデント映画事情を詳しく、具体的に伺うことができ、様々な制約を跳ね返そうとする力強さに勇気をもらいました。</p>
<p>当日の様子は、下記、記録動画をご覧下さい。最後のＱ＆Ａタイムをカットして公開します。実は一番面白いかもしれないＱ＆Ａタイムですが、その内容は直接会場にお越し頂かないと体験できません。次回のイベントには、是非リアルでご参加を！<br />
（文責：土屋　豊）</p>
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