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イベントレポート

第24回東京フィルメックス共催イベント【この映画を観せたい!―ひとりから始められるオルタナティブ映画配給】ショートレポート&記録動画

去る11月26日(日)、毎年恒例のフィルメックスと映画鍋の共催イベント【この映画を観せたい!―ひとりから始められるオルタナティブ映画配給】が開催されました。今年のテーマは、最近増えつつある個人で映画配給を行う“ひとり配給会社”。

ゲストは、ウクライナのアニメ映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』の配給で話題となった粉川なつみさん、今年9月、韓国映画『アフター・ミー・トゥー』を公開し、来年2月にはニカラグア映画『マリア 怒りの娘』の公開を控える湯川靖代さん、そして、今回の東京フィルメックスの審査員でタイの社会・政治史に影響を受けた作品を制作し続けている映画監督、アノーチャ・スウィチャーゴーンポンさんでした。

『ストールンプリンセス』配給のために貯めていたマンション購入資金を使い果たしたという粉川さんのお話はスリリングでとても面白く、他の会社がピックアップしない作品を選んでいるという湯川さんのお話は“ひとり配給会社”ならではの工夫とパッションが感じられ、その努力が映画の多様性に繋がっているんだということが再認識できました。そして、アノーチャさんからはタイのインディペンデント映画事情を詳しく、具体的に伺うことができ、様々な制約を跳ね返そうとする力強さに勇気をもらいました。

当日の様子は、下記、記録動画をご覧下さい。最後のQ&Aタイムをカットして公開します。実は一番面白いかもしれないQ&Aタイムですが、その内容は直接会場にお越し頂かないと体験できません。次回のイベントには、是非リアルでご参加を!
(文責:土屋 豊)