ニュース

イベントレポート

第16回文化庁映画週間 シンポジウム「国際共同制作の今を語る」レポート

第16回文化庁映画週間のイベント「国際共同製作の今を語る」

2019年東京国際映画祭。その終盤に、独立映画鍋が企画協力として関わったシンポジウムが開催されました。
中国、フランスを中心とした国際共同製作の現状況を紹介し、今後の展望と課題をお話ししました。

――――――――――――――――――――――――――――――
<第16回文化庁映画週間>
シンポジウム「国際共同製作の今を語る」
● 日時:2019.11.4(月•祝)17:00~
● 会場:六本木アカデミーヒルズ49タワーホール
主催:文化庁
共催:公益財団法人ユニジャパン
企画協力: NPO法人独立映画鍋
(担当:上本聡、植山英美、深田晃司、舩橋淳)

【プログラム】

◎文化庁 坪田知広参事官挨拶 「中国、フランスとの国際共同制作の気運が高まっている。なぜいま国際共同制作なのか?その魅力、現状、その未来を考える機会になれば、と思います」

◎ユニジャパン副理事長 椎名保氏イントロダクション
◇文化庁へのお礼のあとに、「映画鍋の皆さんにもご協力いただいた、この場を借りてお礼を申し上げたい。」とのこと。
◇国際共同制作の持つ意義について
◆1.海外市場への進出
 ○国際映画祭での評価。
 ○リメイク権・商品化権等の許諾=出版などのIPの豊富さ。
 ○人的交流とクリエイティブな貢献。
 ○共同製作=文化多様性・人権問題等グローバルな視点を持てる可能性。

◆2.二国間協定
 ○国の協力がなくては実現しない。
 ○対中国ーー日中映画共同製作協定発効(2018年5月)。
  •中国での日本映画の上映本数。
   -2014年以前は0本、
    2015年から2、11、9、15、24本(2019)に! 急増した。
 ○対フランス
  •ユネスコ文化多様性条約の批准。

 ○1. 二国間協定の象徴的意義
  •協力が推奨されていることで、良い循環を生む。→映画の上映、人的交流、制作)
  •トラブルに対する一定の安心感。リスクコントロール。
 ○2.インセンティブの拡充の必要性→これからの課題
  •支援を協定相手国に開放することで成り立つ。

◆(参考)ユニジャパンの取り組み
 ○日中映画共同製作協定に基づき映画を認定する機関。
 ○ユニジャパンとフランス映画センターCNC) との協力協定締結 。 2019/2/15
  •2005年に一度締結したがほとんど進展なし。
 ○ユニジャパンとイタリアANICAとの連携 →2019TIFFCOMでイタリアパビリオン出展。

◆国際共同制作における問題は3つ・・・
 ○1。CNCのカウンターパートが日本にない。
  •駐日大使館を通して交渉の末、CNCは、ユニジャパンと認める。
 ○2。ユネスコの文化多様性条約
  •2005年日本は、賛成した。しかし、国会で批准していない。
  •批准していないのは、アメリカと日本のみ。
  •「来年の通常国会で、文化多様性条約を批准する方針を固める」という日経記事(2019年7月29日)がでた。
 ○3。日本から受けるインセンティブがない。
  •これがはっきりしていない→文化庁補助金が対象になるのではないか?

◆(参考)文化庁による継続的な支援
 ○国際共同制作への助成金 (2011年以来26作品)
 ○海外映画祭への出品支援 (字幕、渡航費用)
 ○主要映画祭の日本拠点(パビリオンなど広報ベース)

◆(参考)世界の公的な映画機関
 ○中国:中央宣伝部ー国家電影局ー合作公司CFCCー制作者
 ○フランス:文化省ーC.N.C.―制作者
 ○イタリア:文化財・文化活動省ーANICA―制作者
 ○日本:文科省・文化庁ーユニジャパンー制作者

◆(最後に)2018年 全世界の興行収入
 ○世界の中で、日本のマーケットは5%
 ○アメリカ:28%、中国:22% 、その他50%
 ○合計4.6兆円 

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

◎第1部: 日中合作映画の取り組み  ゲスト:ミャオ・シャオティエンさんさん 苗暁天 Miao Xiaotian

◇合作公司(CFCC)について。
 ◆苗暁天さんは、CFCCで38年勤めた。
 ◆<役割> 中国と外国の共同製作の申請を受理する部門。
 ○CFCCは、プロジェクトを審査・評価しー>国家映画局に提出する。
 ○映画完成後は、それを見て、検閲し、上映する許可を出す。
 ○国際共同制作を促進するための作業 → 上海国際映画祭など、日中の映画交流など。
  •ベネチア映画祭と中国との関係者が交流するプラットフォームを作ったりしたなど。
 ○政府が共同制作の協議書をまとめる時、CFCCが書面の制作・改訂、相手国との交渉をする。
◇日中協定の図解 DIAGRAM
 ◆中国→国家電影局(認定、制作許可、上映許可など)→中国電影合作制片公司
 ◆日本→外務所・文化庁・経産省 →UNIJAPAN:認定 (経産省委託事業)
              →中国産映画と同等の扱い。文化庁国際共同制作映画補助金に申請可能
◇中国では、認可は60日以内に降ろさなければいけない、というルール。
◇中国の映画共同製作協定  日本以外には21カ国と結んでいる。
 ◆韓国、フランス、スペイン、イタリア、英国、ロシア、オーストラリア、ブラジル、カナダ、インド、ベルギー、オランダなど。
◇中国では、ヨーロッパとの共同製作がどんどん増えている。
◇中国の映画市場は、世界第二位。
◇日中協定で認定して、完成した映画はまだないが、これから出来てくるので、期待している。 
◇いま共同製作がうまくいってる国は?
 ◆中国とフランスによる合作映画「神なるオオカミ」
  ○中国の制作チームと、フランスの監督。
  ○中国で評価された。専門家からも観客からも評価。 大ヒット。
  ○ヨーロッパでも上映された。評価が高かった。
  ○成功の理由
   •中国のベストセラー小説が原作。
   •優秀な脚本家:チャン・イーモウの「生きる」、「さらば我が愛」の脚本家ロー・イ  
   •フランス監督ジャン・ジャック・アノー:「子熊物語」「トゥー・ブラザーズ」など、熊や虎など動物撮影に実績があり、うまい。
    -オオカミを撮る方が、虎よりも難しい。
    -なぜなら飼いならされていないから。
    -監督選びが正しかった。
   •監督と中国のチームとの、チームワークがよかった。
    -監督、プロデューサー一人と二人だけで中国に来た。
    -スタッフは、ほとんど全てが中国人。
   •映画は役者の知名度でなく、質の高さ、ストーリーで勝負した。
    -男女・主人公の知名度は、トップレベルでなかった。

◇日中の共同製作のいま
 ◆少しずつ本数が延びている。
 ◆協力関係が、今後本格的な共同製作作品ができるようになるだろう。
◇日中映画共同制作認定の効果
 ◆自国の映画としての認定および特典をうける権利。
 ◆それぞれの自国の法令に従って、自国の映画として認められる。
◇インディペンデントの映画は、どうか?
 ◆中国の映画市場が、商業主義だけでなく、アート系、インディペンデントも増えてきた。
 ◆ここ3、4年は変化がでてきた。 低予算、アート系も中国で人気が出るようになった。
 ◆過去はハリウッドがナンバー1。 ここ2、3年は、日本、スペイン、インド、タイの映画が興行収入がよくなった。ー→観客が寛容になった。
 ◆インディペンデントの日本映画の制作者のみなさんも、中国との合作協定にどんどん申請してほしい。
 ◆いま、中国の観客は、多様な映画を歓迎している。
◇課題はなにか?
 ◆CFCCは、各国へ中国との合作についての情報提供をしていきたい。
 ◆ユニジャパンとも、互いに映画人材をともに提供・交換できればと思う。
◇日中の共同製作で、苗暁天さんの記憶に残ったものは?
 ◆「未完の大曲」 1980年代の日中共同制作、初期のもの。
 ◆最近の作品「空海」 日本でも興行制作は良好だった。
◇中国との共同製作を目指す、日本の制作者へのメッセージは?
 ◆中国の映画史上、10年で6億ドル→90億ドルになった。
 ◆日本は、20億ドル。
 ◆日本と中国を併せれば 110−120億ドルになる。 北米を越える。 世界一になる。
 ◆昨年中国国産映画は、62% はじめて50%を越えた。
 ◆日本は、ここしばらくずっと50%を越えている。 観客は国産映画を求めている。
 ◆協力して、両国の観客を喜ばせる作品を撮れば、大きな市場になるはず。
◇今では、中国の資本を使って、海外の人間を雇って、映画を撮ることが増えてきた。
 ◆日本の監督、制作チームはすばらしい。そんな映画関係者チームと協力して作りたい。
中国の資本を使って、中国と日本の人材を使っていきたい。
◇共同製作で、一番重要なこと
 ◆いいテーマを選ぶこと。いい脚本を書くこと。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

◎第2部: フランスにおける国際共同制作の現状と展望 ロナン・ジールさん Ronan Girre

◇フランスにおける共同製作と資金調達について。

◇ヨーロッパにおける共同制作とは何か?
 ◆法的定義:国が認定する協定の枠内で、2国の法人が共同で製作すること。
完成品映画は、両国で自国映画として扱われる。

◇共同制作ではないもの:
 ◆撮影インセンティブをえる。
 ◆プリセールス、投資をえる。
 ◆外国の会社に制作を任せる。委託する。
◇日仏間では合作協定は結ばれていない
 ◆しかし、日本のプロデューサーフランスからの資金調達が可能である。その3つの方法。
○是枝監督「万引き家族」 フランスで80万人動員、450万ユーロ興行収入!!
•ドイツよりも7倍も動員数が高かった。
 ◆1) 公的資金:税制上の優遇措置、CNC, Cinema du Monde(フランス語でないもの)
○Cinema du Monde(フランス語でないもの)→競争率はすごい。
 ◆2)民間資金:プライベートファンド、ビジネスパートナー(配給会社、TV局、海外セールス)
 ◆3)”フランス映画”を作るような仕掛けを作る。

◇公的資金 PUBLIC FUNDS ソフトマネー:返さなくてよいお金。
 ◆シネマ・デュ・モンド(ACM)
○250000ユーロまで認められている。が、だいたい120000ユーロぐらいだろう。
○フランス側のパートナーを得ることが大事。
○競争率が高い
 ◆トリップ:税金還付。 最低経費=総予算の50%(低予算用)または、25万ユーロ(3050万)であること。
○スタッフへの給与など。 渡航費は含まれない。
○30%が還付される。
 ◆地方からの支援(低額)。フランス国内で制作する(撮影、ポスプロなど)

◇商業的資金: ハードマネー :返さないといけないお金。
 ◆劇場権MG(最低保証金):配給支援が受けられないため低額。
 ◆海外配給権MG (フランスフリーTVは除く)
○フランスの市場は作る前から考えるべき。
•なぜなら、映画が中東、アフリカなどへ売れるかどうか?は、フランスにかかっている。
•アートハウス系の映画は、だいたいすべてフランスのワールドセールスを通してだ。
 ◆TV局プリセール(アルテ、カナルプリュスは監督、キャストのポテンシャルが問われる)
 ◆個人投資家(ポスプロ業者からの投資なども含む)
◇フランスからの資金調達は、映画の内容によって明暗が分かれる。
 ◆”映画祭監督”や人気俳優(フランス・他国)の参加が貢献する。
 ◆映画祭受賞:殆どの日本映画はアートハウス映画とみなされる。
 ◆ニッチマーケットは存在する:大人向けのアニメ、アクション、武術、エロティック、政治、エコロジー, LGBT, etc

◇フランス映画を作る(フランス映画またはEU映画として認証)
 ◆フランス映画を作った日本人監督 例
○黒澤清「ダゲレオタイプの女」
○是枝裕和「真実」
○大島渚「マックスモンナムール」
○諏訪監督、河瀬監督なども。
 ◆フランス映画としてみなされるのは? 要請事項
○EUポイントシステムをクリアしなくてはならない。
○50%以上がフランス語のセリフがある。
 ◆主幹プロデューサーがフランス人であり(フランスにいる)、日本側のプロデューサーには映画のコントロール権がない。
 ◆フランス市場にうける作品に見えるようにしなくてはならない。

◇EUポイントシステムとは?
 ◆フランス映画として認定されるには、EU映画として認証を受けなくてはならない。
 ◆EUポイントは、18点満点中最低14ポイントが必要。
○日本人でもフランスに在住者で、フランスで納税している人。
○監督 Director 3
○脚本家 Scriptwriter 2
○共同執筆 Co-authors 1
○俳優主役 1st role 3
○俳優助演 2nd role 2 – 主演・助演は、撮影日数で決まる。
○俳優小さな配役 other roles 1
○撮影 1
○編集、録音、 美術、  1
○撮影所、ミックススタジオ  2

◇EUとして資格をとれたら、得られること。
 ◆CNC を通して、フランス国家の支援が得られる。 (スキームは多様、大変がコンペによる)
 ◆ペイTV、ケーブルTV、地上はTV、地上波のプリセール。

◇結論:可能性のあるパートナーに会ったら状況をクリアすること。
 ◆フランス映画を作るのは、困難であり、時間を消耗する。税金還付は早く、簡単である。
 ◆このPPTの情報は、フランスのパートナーの情報量を越えているかもしれない。
 ◆戦力を決める:3つの可能性の中で選ぶか?
 ◆重要:計画をはっきり進めるために、ディールメモを結ぶ。

◇フランスのパートナーとディールメモを交わす際のチェックリスト
 ◆最初は、手ぶらでくるな!
 ◆予算とフランス側の制作経費を明示する。
 ◆フランス側に期待している財政投入とクリエイティブインプット を明確にする。
 ◆フランス側のパートナーの手数料(どのファンドか、税還付は含めない)、報酬額をはっきりさせる。
 ◆制作予算、脚本、キャスト、スケジュール、撮影場所についての同意、〆切期日を決めた各作業の進め方。
 ◆ディールメモに本契約締結期限を明記する。
 ◆divorce modalities ”パートナー解消”方法を決める。契約が失敗に終るときに、どうするか? 第三者に売る時はどうするのか?

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

◎第3部:総括 Q&A

◇深田晃司監督が司会
◇追加ゲスト:市山尚三プロデューサー 国際共同制作の履歴
 ◆侯孝賢監督3作品
○「好男好女」
○「憂鬱な楽園」
○「フラワーズ・オブ・シャンハイ」
 ◆イランとの合作:「ブラックボード」マフバルバフ、「少年と砂漠のカフェ」ジャリリ監督
 ◆中国ジャ・ジャンク監督「プラットフォーム」(CNCによる当時の助成Fonds Sud をとった)「青の稲妻Unknown Pleasures」「世界」「四川のうた 24 City」「罪の手ざわり」「山河ノスタルジア」(中仏合作協定で作った。ポスプロをフランスでやった。フランスから計1億得た。全て中国で撮影)「帰れない二人」(Cinema Du Monde, エリック・ゴーチエ撮影監督) 
○2000 -> 2008 年の間に、中国の経済成長で日中が逆転した。
 最初は、日本などで予算を集めていたが、以後は中国で集まっている。
 ◆「ミスターロン」(日本、台湾、香港、ドイツ合作)
「ポルトの恋人たち 時の記憶」(日・ポルトガル・アメリカ合作)、
 ◆「オルジャスの白い馬」 Yerlan Nurmkhambetov/ Lisa Takeda 監督2019 カザフ・日本合作

◇深田監督の合作体験
 ◆「さようなら」 フランスの助成金が取れず日仏合作にできなかった
 ◆「淵に立つ」2016 日仏合作 Cinema du Monde 助成 文化庁助成
 ◆「海を駆ける」 日本・インドネシア・フランス合作  文化庁助成
 ◆「よこがお」 2019 日仏合作  Cinema Du Monde 助成 文化庁助成

◇深田:映画のお金の集め方→以下3つの方法がある。
 ◆映画制作会社などからの出資、金融機関からの出資。
 ◆公的機関からの助成金。
  ○各国の映画予算比較
  •日本約20億円、韓国約400億円、フランスCNC約800億円
 ◆民間からの寄付・協賛

 →しかし、いずれにせよ、深田「私は現状では国内で2億円集められない。だから、フランスなど国外で合作に頼らざるを得ない」

◇深田→苗暁天さんへ質問
 ◆日中合作の時、資金格差は問題にならないのか? 
 ◆日本のインディペンデントは必ずしも十分な資金を集められない。
 ◆苗暁天「中国の映画関係者は、800−900本の映画を毎年つくっている。
  資金格差は問題ない。多い場合は、中国が85%を提供している。」  
 ◆深田「中国との合作で中国側からの制約は? ポイント制のようなものはあるのか? 俳優、ロケ地などへの制限などは?」
 ◆苗暁天「そうした条件はない。資金は、投資なので。銀行から借りたり、映画のファンドをつかったりしている。ので、政府のものはない。フランスの場合は公的資金だが、中国にはない」

◇深田→市山氏、ロナンさんへの質問
 ◆「フランス人や中国人などが混ざり合うことの苦労はないか?」
 ◆ジャ・ジャンクー監督は、他人の目、海外の目を欲しているのではないか。
 それが、彼の成功の理由ではないか。あまり問題がおこったとは聞かない。
 ◆ロナンさん「いかに、ローカルのインプットを入れるかが重要。観客に響くインプットを入れ込むか。
ローカルな物語が、普遍的なものになる。ローカルに行くことでそれが価値になるのだ」

◇観客から質問「海外でパートナーを見つけた時、最初から関係を解消する際の条件の話をするのは難しいのでは?」
「プロジェクトが別の人に移るときのコツは?」
 ◆ロナンさん:費やした時間、お金を必ず、報いると約束すべき。それを考えて関係を締結すべき。
 ◆クレジット:producer co-producer など、保障するべき。
◇観客から質問「国家間の共同製作をすることによって、国に目配せするなどコンテンツが制限されることはあるか? また、映画祭に入りやすくなるなど、影響の違いはあるか?」
 ◆市山さん「仏政府などはそういった制限はなくコンテンツを選んでいると思う。フランスを悪く描いているアルジェリア映画に助成していたりする例もある。」
 ◆ロナンさん「コンテンツの心配をする必要はありません。映画祭は、それぞれちがう。映画祭のルールを確認すべき。」
 ◆苗暁天さん「政府の助成金はない。青島に巨大撮影所ができた→スタジオを使えば、資金が還付される制度ができた。使う資金は、地方とワンダーが出資。青島でとればオッケー。内容の条件はない。「パシフィック・リム2」が還付金を得た)
 ◆深田監督「CNC, Cinema du Monde は、内容に関する条件はない。強いて言えば、娯楽性の高い脚本やジャンル映画には出づらい。文化庁も、基本的には内容に口を出さない、ことになってる。イギリス・ヨーロッパでは『政府はカネは出すけど、内容に口は出さない』という「アームズ・レンクスの原則」が一般的。芸文振が政府から独立機関として機能しているかどうかが、我々は注視してゆかねばならない」

(執筆:舩橋 淳)