奇才土屋豊監督、7年ぶり待望の新作、 『GFP BUNNY』がついに完成!
20世紀の終わり、1999年に雨宮処凛主演の傑作『新しい神様』(山形国際ドキュメンタリー映画祭国際批評家連盟賞特別賞受賞)で、ドキュメンタリーとフィクションの新しい地平を開いた土屋豊。ロッテルダム国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した長編映画『PEEP “TV” SHOW』以来、7年ぶりの新作となる『GFP BUNNY』が、とうとう完成した。
そのお披露目試写会が7月23日(月)、土屋豊監督自身が立ち上げメンバーとして代表を務めるインディペンデント映画支援のためのNPO「独立映画鍋」のキックオフイベントにて行われることが決定した。
独立映画鍋とは、映画作家、プロデューサー、上映者を中心に、新しい映画作りの方法、上映の在り方を模索し映画の多様性を確保するために有志数人によって設立されたNPOであり、その活動のひとつにクラウドファンディングによる寄付制度の活用がある。土屋豊監督も『GFP BUNNY』の配給宣伝費の寄付募集を、独立映画鍋キックオフ企画として開始する。
作品は、2005年にタリウムによる母親毒殺未遂事件を起こした、いわゆる「タリウム少女」をモチーフとした16歳の少女が主人公のメタフィクションである。「監視・マーケティング社会」、「キャラクター化するアイデンティティー」、「バイオテクノロジー」の3つのキーワードを掲げ、「システムと人間」、「プログラムと生命」について新しい観点から考察を加えようとする『GFP BUNNY』は、「Facebook」や「mixi」と言ったここ10年での急速なソーシャルネットワークサービスの浸透により、リアルとネット、複数の自己と付き合うことを余儀なくされる現代社会に何を問いかけるのか? 必見の作品であることは間違いないだろう。
主演の「少女」に映画・グラビアで活躍する倉持由香、脇を渡辺真起子、古舘寛治といった実力派の俳優が固める。鬼才土屋豊が激動の21世紀に投じる問題作、そして転換期にあるインディペンデント映画のオルタナティブな形を模索する新たな冒険が注目される。
(深田晃司)
この試写会はマスコミ試写となりますが、一般の方を15名招待します。
※定員が埋まりましたので、大変申し訳ありませんが受付は終了させて頂きました
①お名前・②メールアドレス・③電話番号・④「7/23試写会参加希望」と明記して、下記アドレスにメールにてご連絡下さい。
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