シンポジウム「日本映画の海外販路拡大戦略~特に独立系作品の多様性と市場性の両立に向けて」
独立映画鍋主催 × 第28回東京国際映画祭提携企画
日本映画は、大手映画会社製作の大規模作品か独立系の小規模作品かを問わず、その内容や表現方法において、多様な作品群を生み出し、海外映画祭などで高い評価を得てきました。しかし、収益性・事業性の観点からみると国内の映画館での興業など、限られた流通経路で製作費を回収しているのが現状で、その狭さが課題になっています。そして、収益性・事業性の弱さ、すなわち映画製作費回収の困難さが作品の制作力向上を妨げ、販路を広げることを困難にしているとも言えます。今回のシンポジウムでは、クールジャパン機構や海外セールスの現場で活躍している方のお話を伺い、日本映画の海外販路拡大戦略を具体的に練り、その新しい可能性を探ります。
<登壇者>
長井 延裕 (株)海外需要開拓支援機構投資連携・促進グループ統括部長
1984年都市銀行入社。1989年4月株式会社フジテレビジョン入社。音楽・演劇・スポーツを起点としたコンテンツビジネス全般にて幅広く活動。その後経営戦略、IR、事業開発、プロジェクト推進などを担当。退職後2009年エンタテインメントプロデュース、被災地復興支援、環境系NPOを中心に活動。2014年4月株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)入社。現在に至る。
髙松 美由紀 (株)Free Stone Productions代表取締役
2013年4月設立された、独立系コンテンツ・セールス・エージェンシーである(株)Free Stone Productionsの代表。海外セールス以外にも国内&海外の広報&宣伝も手がけており、映画の国内&海外市場に精通する。過去には、映画宣伝会社(株)トライアルでパブリシティ業務に従事。その後は(株)TBSテレビにて映画の海外セールスを約4年程経験した後に、現在の会社設立に至る。
アダム トレル プロデューサー/配給会社社長/海外セールスエージェント
映画配給会社Third Window Films社長。劇場公開作品の配給やDVD販売を通じて、70作品以上の日本およびアジア映画をイギリスをはじめとした世界の人々に紹介している。共同製作作品は、「希望の国」(園子温監督)。プロデュース作品は、「福福荘の福ちゃん」(藤田容介監督)と「下衆の愛」(内田英治監督)。
◆司会:伊達 浩太朗 (独立映画鍋理事 ・ 事務局長/映画プロデューサー : 富田克也監督『サウダーヂ』、太田信吾監督『解放区』)
参加無料
◆ 日 時 : 10月29日(木)19:00~(開場18:45)
◆ 会 場 : 六本木ヒルズ ハリウッドビューティプラザ4F
(東京都港区六本木6-4-1ハリウッドビューティプラザ4F)
● 東京メトロ 日比谷線「六本木駅」1C出口 コンコース直結
● 都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3出口 徒歩4分