イーッカさんとの対話 企画募集開始!
独立映画鍋共催イベントのご案内です。
フィンランド公共放送YLEのドキュメンタリー・プロデューサーとして、ヴェルナー・ヘルツォークやシャンタル・アッケルマンらの作品製作に関わってきたイーッカ・ヴェヘカラハティ氏。アフリカやインドの若手ドキュメンタリストのクリエイティブ支援で高い評価を上げています。今回の初来日では、上映、レクチャーやトークと合わせ、日本のドキュメンタリー作者と新企画をめぐってディスカッションをするワークショップを開催します。このイベントへの参加者を募集開始しました。
(1) 企画募集! 「イーッカさんとの対話」
若手ドキュメンタリストによる企画プレゼンと対話の一日(9/15)
「ひとりでこつこつ撮りためてきたけど、作品としてまとめきれずに行き詰まっている」
「ドキュメンタリーの構想はあるけど、世界の舞台で通用するものなのか、気になる」
「フィンランド放送の資金提供をねらいたい」
―ドキュメンタリーを制作中のこんな皆さん、ご応募ください。事前に6企画程度を選出し、イーッカさんのために英訳します。当日は、企画者による各20分程度の発表時間の後、イーッカさんとのオープンディスカッションを開催します。一般によるオブザーバー参加のできるイベントとして、発表者とイーッカさんの対話を公開します。日英通訳つき。
応募の方法:
● 長編ドキュメンタリー映画を制作中の方で、9月15日当日参加できるなら、どなたでも応募できます。
● 氏名、連絡先(電話&メールアドレス)、略歴と合わせ、A4用紙1枚の日本語企画書と10分程度の素材映像をお送りください。企画書は形式自由ですが、作者の意図と完成予定時期は明記してください。映像は編集、未編集、英語字幕の有無は問いませんが、必ずDVDでお送りください。ネット上のリンクは不可。
● 送付先: 〒160-0005 東京都新宿区愛住町22 第3山田ビル6F ドキュメンタリー・ドリームセンター TEL 03-5362-0671(シネマトリックス内)メール doc.dream.center@gmail.com
● 締め切り: 2012年8月31日(金)
● 結果発表: 2012年9月6日(木) www.cinematrix.jp/dds2012 サイト上で発表します
企画プレゼンと対話井の一日
9月15日(土) 10:30~17:30 (昼食休憩あり)
◆ 会場:映画専門大学院大学 303教室
〒151-0071 東京都渋谷区本町3-40-6 / TEL:03-5365-3399
【新宿から】 都営地下鉄大江戸線「西新宿五丁目」駅下車。 A2出口を出て左手に徒歩3分。山手通り・方南通り「清水橋」交差点角。/ 新宿西口バスプール17番のりばより「本町三丁目」バス停下車、直進方向に歩いて次の「清水橋」交差点角。
【渋谷から】 西口バスターミナル11番のりば。「本町三丁目」バス停下車、直進方向に歩いて次の「清水橋」交差点角。
http://www.toho-univ.ac.jp/access/
◆ 料金: 発表者・映画美学校生 無料
オブザーバー 2,500円 (喫茶つき)
独立映画鍋メンバー 500円引き
● お問い合わせ:
ドキュメンタリー・ドリームセンター(藤岡)Email doc.dream.center@gmail.com
TEL 03-5362-0671 (シネマトリックス内)
● 主催:シネマトリックス、ドキュメンタリー・ドリームセンター
● 共催:映画美学校、独立映画鍋、山形国際ドキュメンタリー映画祭、オーディトリウム渋谷、ポレポレ東中野
● 協力:映画専門大学院大学、フィンランド・センター、フィンランド航空
● 助成:芸術文化振興基金(ロゴ)
イーッカ・ヴェヘカラハティ Iikka Vehkalahti
1949年フィンランド生まれ。タンペレ大学ドラマ・スタジオと政治学部で学び、卒業後15年間世界を旅しながらジャーナリズム、環境問題、メディア論、創造と思想、芸術論について講演・執筆を数多く重ねる。フィンランド最大の新聞紙上でアート評を担当する。
1987年より映画作家としての活動をスタート。フィンランド、アフリカ、アジアでドキュメンタリーを多く制作し、住まいもデンマークやエジプトなどを転々とする。
1998年よりフィンランド公共放送YLEで編成担当プロデューサーとなり、毎週放送の人気ドキュメンタリー番組枠Dokumenttiprojektiを担当し、劇場公開作品も製作。欧州合作による国際的な作品にも支援を惜しまず、『キンスキー、わが最愛の敵』(ヴェルナー・ヘルツォーク)、『A Decent Factory』(トマス・バルメス)、『ダーウィンの悪夢』(フーベルト・ザウパー)、『南』(シャンタル・アッケルマン)、『アルマジロ』(ヤヌス・メッツ)、ほか数多くの名作に参加している。
南アフリカの若手監督による、HIV差別を問うドキュメンタリーシリーズ「Steps for the Future」の製作を主導。国際的に資金を集めて作られた37本の長短編は、200もの国際映画祭で上映され、多くの賞を受賞した。このプロジェクトは本としても出版され、開発援助教育の教材として活用されている。
若手育成は、フィンランドの若手監督が全国各地でドキュメンタリーを撮るAnother Finlandという17本シリーズにも継承される。さらに、世界の民主主義の現状を問い返す国際共同製作シリーズWhy Democracyにも引き継がれていった。アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞の『米国“闇”へ』や日本の想田和弘監督の『選挙』はこのシリーズの一環である。
講演活動やアドバイザーとして南アフリカ、インド、スイス、フランス、ノルウェー、ロシア、ネパール、チェコなど世界の映画機関や大学に招かれている。