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新旧共同代表の挨拶

■就任挨拶
 この度、新しく共同代表に就任した新谷和輝です。

 私は2016年に独立映画鍋に参加して以来、前共同代表の深田晃司さんをはじめとして、この場を支え、様々な活動を起こしてきた方々から多くのことを学んできました。独立映画鍋の設立から10年が経ち、映画にまつわる問題がいたるところで噴出しているいまこそ、この団体のこれまでの成果と課題を見つめ直し、今後の実践を考えるときではないかと思います。

 HPに掲載されている設立趣旨の核心は、まだ色褪せていません。その精神を引き継ぎながら、インディペンデントの心をもつ映画・映画人がつながり助け合う相互扶助の場として、映画から社会を問い、社会から映画を問うための足場として、草の根的な活動を続けていく所存です。そのためには、会員の皆さまや、志を同じくする方々と力をあわせていくことが必要です。これからの独立映画鍋をどうぞよろしくお願いいたします。

新谷和輝


■退任挨拶
 お世話になっています。
 この度、6月21日の理事会を経て、新体制が発表されました。私自身は、健康上の理由から弊NPOの共同代表の役職を昨年2021年4月30日をもって退任し、運営業務からはお休みを頂いておりました。昨年の退任の際に、会員の皆様にはメーリングリスト上でご報告をさせて頂きましたが、ここに改めてお知らせさせて頂きます。

 独立映画鍋は、インディペンデント映画に携わる、これから携わろうとしている人々の誰もが参加できる互助会のような集まりとして始まりました。この約10年間のその活動は、多様な映画と社会をつなぐプラットフォームを目指すものであり、その一端を担わせて頂けたことで私自身多くのことを学びました。一方で至らない点も多く、力不足からご苦労をかけた皆様に心よりお詫び申し上げます。

 また、私たちはこの業界についての問題意識を皆で持ち寄り、皆で学び発信してきました。だからこそ、新しく共同代表となられた新谷和輝氏、土屋豊氏、会員の皆様とで話し合い、より過ごしやすいコミュニケーションの場、安心して参加できるコミュニティを作り、独立映画に携わる多様な視点をつないでいって頂けるものと期待しています。

 最後になりますが、在任中に出会い活動を応援してくださった数々の皆様にはご報告が遅れてしまったことをお詫びするとともに、重ねて感謝申し上げます。

深田晃司