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【AFF2】の「補助金額の確定」に関する緊急アンケート!

 文化庁の支援事業「ARTS for the future! 2」は、現在、補助金制度の利用が認められた団体が使った経費の事後精算の審査の段階に入っていますが、「審査基準が不透明・不合理だ」という声が複数、私たちに寄せられています。

 そこで私たちは、文化庁の事後精算の評価基準が適正か、丁寧な対応がなされているかを把握するために、AFF2利用者を対象にアンケート調査を緊急に実施することにしました。この調査結果を活用しながら、3月上旬には文化庁に申し入れ・要請を行う予定ですので、AFF2利用者でご意見のある方は、是非アンケートにご協力ください。また、AFF2利用者でない方もこの情報を周囲の方々に拡散して頂けると助かります。

★アンケートページ
https://forms.gle/nhh1LurcZcbrnWbc6
※回答締切【2023年3月8日(水)】

以下、詳細です。
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 文化庁の補助金「ARTS for the future! 2」(AFF2/コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)は、長期にわたるコロナ禍により甚大な影響を受けた文化芸術活動の再興を図るため、昨年3月末から文化芸術関係団体を対象に実施され、現在は使った経費の事後精算の審査の段階に入っています。
 この補助金は、補助金制度の利用が認められても、補助金の支給が確定しておらず、舞台公演や映画製作などの補助対象事業が終了した後に(つまり文化芸術関係団体がお金を支出した後に)、補助金の支給を確定する審査が行われます。
 文化芸術関係者にとっては、すでに支出した経費が事後審査で認められずに支給額が減額されることは死活問題になります。

 補助金制度利用者の指針となるべき分厚い「募集要項」にではなく、なぜかFAQだけに重要な事項が記載されている(しかも繰り返し改訂される)など、AFF2事務局の制度説明の不備から制度全体の把握が難しくなっており(特に経費関係)、その結果、領収書などの「証拠書類」が適正でないと事後精算審査で「減額」される事態が多数生じています。
 昨年度に実施されたAFF1(コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業)の事後精算では、補助金の交付対象の7024件のうち、3分の1以上にあたる2490件が「減額」になり、その総額は9億8600万円にのぼりました。また前払い(概算払い)を受け取った団体への返還命令は39件にのぼり、最高額は700万円でした。

 AFF2の交付対象団体も約7000件ですが、「50人未満」の団体が全体の87.7%を占め「減額」や「返還命令」は死活問題になりかねず、適切な基準での丁寧な審査が求められます。
 しかし残念ながら、AFF2についても「審査基準が不透明・不合理だ」という声が複数、寄せられています。そこで私たちは、文化庁の事後精算の評価基準が適正か、丁寧な対応がなされているかを把握するために、AFF2利用者を対象にアンケート調査を緊急に実施することにしました。

 このアンケート調査の結果も活用しながら、3月上旬には文化庁に申し入れ・要請を行う予定ですので、AFF2利用者でご意見のある方は、是非アンケートにご協力ください。

★アンケートページ
https://forms.gle/nhh1LurcZcbrnWbc6
※回答締切【2023年3月8日(水)】