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山岡瑞子 監督作品『The Lost Coin』上映会vol.3のお知らせ

▲山岡瑞子 監督作品『The Lost Coin』上映会vol.3のお知らせ

2017年9月14日(木)に、コーツトカフェ(谷中)で、拙作『The Lost Coin』上映会vol.3+ダイアローグを開催します。


『The Lost Coin』は2016年のクリスマスの映画美学校映画祭で初上映をし、今年に入ってvol.1を鎌倉、vol.2を四谷三丁目で、7月には下北沢での短編映画祭SHORTS ON TAPで上映して頂きました。vol.2では、独立映画鍋共同代表の土屋豊監督にゲストとしてご来場頂きました。vol.3の今回は、東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センターの講師であり、医療コミュニケーションや医学教育を専門にされ、また市民・患者・医療者の垣根を越えた場づくりの活動をさている 孫大輔さん をファシリテーターにお迎えし、『The Lost Coin』上映会vol.3+ダイアローグを開催します。

ダイアローグ(対話)とは、もともとはイタリアの精神科病院でバザーリア医師の元、拘束や体罰を廃止し、患者や職員や誰もが輪になって話し合いを始めたことで患者が変わり始め、1978年に法律まで変えてしまった話が有名なようです。現在でもフィンランドなどで実践されており、医療の現場のみならず、学校などでも「予防的」ダイアローグが実践されており、ファシリテーターの役割は全ての参加者の「声」を拾い上げ、応答されている状態(多声性:ポリフォニー)を創出することです。『The Lost Coin』で映し出されたことについて、参加者それぞれが感じたことを話し合う試みです。一般的な上映のやり方ではありませんが、私がデンマーク留学をしていた時、映画を観て、そこに映し出された社会問題(例えば少女買春など)についてダイアローグを普通にしているシーンをよく見ました。

映画をご覧になりたい方も、ダイアローグの場を体験されたい方にも、意味のある上映会になれば、と思います。気が向いたら、ぜひ。

【日時】 2017年9月14日 Open 18:30/Start 19:00/Close 21:00

【場所】コーツトカフェ

【所在地】東京都台東区谷中2-1-11

【参加費】¥1,300(ワンドリンク付)

【定員】20名(予約推奨)

【申し込み】(下記フォームより登録)
https://goo.gl/forms/ICmYkqeYEvlUwjrm1
※ご予約のない方や希望者数次第では、お立ち見になる場合がございます。
※キャンセルの場合も上記フォームよりメッセージ下さい。

【あらすじ】
新年に浮足立つバルセロナ。フランス人女性エレナはかつて恋人と訪れた海岸での転落事故で脊椎を損傷した。以来、少しずつ破綻していった恋人との関係、性生活、パリには暮らせなくなった理由…。突如として不自由の枷に囚われた女性の孤独に、同じ障害を負った女性監督のカメラが追う。

『The Lost Coin』(2016/30 min./English & Catalan Language/Japanese & English subtitles/16:9/Color/HD)
監督、撮影、編集:山岡 瑞子
音楽:eje
整音: 城野 直樹
英語字幕監修: Mark Kaufman、高木祥衣
スペイン語翻訳、字幕監修: 新谷和輝
出演: エレナ・トドロヴィッチ

※2017/9/8付のThe Japan Timesで、私と作品の紹介記事が掲載されました。脚が不自由なので懇親会や打ち上げで席の移動が困難なため、多くのメンバーの皆さんとお話出来ません。もし英文が億劫でなければ”鍋で見かける車イスの人”が何者なのか、少しだけ覗いて頂けたら幸いです。→https://www.japantimes.co.jp/culture/2017/09/07/films/mizuko-yamaoka-takes-different-approach-documentary-people-disabilities/#.WbT6R61pNp8

※孫大輔先生の活動は、こちらに詳しく紹介されています。→http://coffeedoctors.jp/doctors/369/