キックオフパーティに集まった100名の来場者の投票によって決する映画鍋キックオフ企画賞は、藤岡朝子氏（山形国際ドキュメンタリー映画祭東京事務局ディレクター）プレゼン企画「イーッカさんとの対話」が受賞することなった。
　フィンランドのドキュメンタリー映画プロデューサー、イーッカ・ヴェヘカラハティ氏を迎えて、プロデューサーの視点から創造的ドキュメンタリー映画についての講演や、日本の若手映像制作者と撮影途中の企画をめぐってディスカッションをするワークショップなど、一般にも開かれた複合プログラムへのサポートを呼びかける企画。詳細は、近日中に独立映画鍋キュレーションサイトに掲載、クラウドファンディングを開始する予定だ。
　独立映画鍋では、「作ること」「見せること」だけではない、広く映画に関するイベントやワークショップの企画も募集していく。公共的な助成が必ずしも届きにくい、在野で進む教育普及活動への支援が、映画への一般の関心を引き寄せ観客を育んでいくためにも、今後より重要になっていくことだろう。