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	<title>独立映画鍋 &#187; 鍋講座</title>
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	<description>映画の多様性を創出する独立映画ネットワーク</description>
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		<title>【鍋講座vol.19】～　映画人口の少子化対策？！～映画体験を学校で～　レポート</title>
		<link>http://eiganabe.net/2014/11/05/933</link>
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		<pubDate>Tue, 04 Nov 2014 16:44:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>
		<category><![CDATA[学校上映]]></category>
		<category><![CDATA[鍋講座]]></category>

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		<description><![CDATA[【鍋講座vol.19】～　映画人口の少子化対策？！～映画体験を学校で～　レポート 日時：2014年8月8日　19:00～21：00　場所：下北沢アレイホール 【ゲスト】吉原美幸（新日本映画社／エスパース・サロウ　営業） ...  <a href="http://eiganabe.net/2014/11/05/933" title="Read 【鍋講座vol.19】～　映画人口の少子化対策？！～映画体験を学校で～　レポート">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><span class="red">【鍋講座vol.19】～　映画人口の少子化対策？！～映画体験を学校で～　レポート</span></p>
<p>日時：2014年8月8日　19:00～21：00　場所：下北沢アレイホール<br />
【ゲスト】吉原美幸（新日本映画社／エスパース・サロウ　営業）<br />
【ファシリテーター】藤岡朝子（山形国際ドキュメンタリー映画祭理事）</p>
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2014/11/IMG_6224-e1415542014416.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2014/11/IMG_6224-300x199.jpg" alt="" title="IMG_6224" width="300" height="199" class="alignleft size-medium wp-image-943" /></a>
<p>今回のテーマは『映画人口の少子化対策』…時事ネタを思わせるネーミングですが、参加者からは好評だったようです。<br />
ゲストの吉原さんは、アップリンクや東北新社を経て新日本映画社に入社し、現在は劇場営業と学校上映を担当されています。<br />
会社名の表記が、やや分かりづらかったかもしれませんが、会社名が「新日本映画社」で、劇場配給する際のレーベルが「エスパース・サロウ」という事です。</p>
<p>19時に講座を開始した時点で、参加者はおよそ30名ほどでしたが、その後少しずつ増えていき、50部用意しておいた資料が無くなってしまい、慌ててコピーを取りに行くという場面も。<br />
最終的に、参加者が60人を超える大盛況！しかも参加者の一割を超える8名もの方に新入会して頂きました。</p>
<p>まず最初の１時間は、学校上映を中心に「映画界全体の未来はどんな形になっていくのか」というところまで“風呂敷を広げて”お話しして頂きました。</p>
<p>学校上映には、主に２つのパターンがあるそうです。<br />
１つは「芸術鑑賞教室」、もう１つは修学旅行などの「事前学習」です。<br />
芸術鑑賞教室というのは、言葉通り、生徒に対して芸術鑑賞をさせる学校行事ですが、これは映画に限定されているわけではありません。<br />
毎年１回、映画鑑賞を行う学校もあれば、毎年の予算を積み立てて、３年に１回、より予算の掛かる演劇鑑賞を行うような学校もあるそうです。</p>
<p>事前学習についても、学校によって千差万別です。<br />
最近の傾向で言うと、都立高校の修学旅行で一番多いのは沖縄だそうです。<br />
ただし、現在のように不景気が続くと、予算の関係で長崎辺りに変更になる学校も多いとか。<br />
また教育的な背景から、広島なども定番だそうです。<br />
一方、私立校だと台湾や韓国など海外に行く学校も多いようです。</p>
<p>作品の選定に関しても、学校のカラーが強く出るそうです。<br />
公立校の場合、担当が毎年変わったりするので、映画をあまり知らない先生が担当になる事が多いそうです。<br />
また、生徒の父兄からのクレーム等を嫌うため、メジャー作品を選ぶ傾向が強いそうです。<br />
たとえば、４つぐらい候補を挙げて、生徒に投票させて決めるケースも多いそうです。<br />
良くも悪くも事なかれ主義的な体質を感じますね。</p>
<p>一方の私立校は、公立校とは異なり、映画が好きな先生が継続的に担当になる事が多く、志が高い作品…たとえばドキュメンタリー映画などを上映する事も多いようです。<br />
ただし、これはあくまでも一般的な傾向の話であり、どちらのケースでも、担当となる先生の裁量によって、大きく左右されるようです。</p>
<p>また、上映の規模もクラス単位なのか、学年単位なのか、学校単位なのか…という所で、予算に大きな差が出ます。<br />
当然、それによって、上映できる作品なども変わってくるそうです。</p>
<p>私のイメージでは、学校上映と言うと、体育館にパイプ椅子を並べて…という感じなのですが、最近はそうでもないようです。<br />
私立校は体育館も快適に使える事が多いようですが、公立校はそこまで設備が整っていない事も多く、たとえば空調の関係などで、長時間の上映に耐えるのは難しいようです。<br />
そのため、近くの公共施設のホールを利用したり、映画館のスクリーンを貸切にして上映する事も多いようです。</p>
<p>吉原さん自身は、学校上映をあまり真面目に観ておらず、ロビーでフラフラしている事の方が多かったらしく、そのような体験から、学校上映をもっと面白くなければ！という思いを強く持っているようです。<br />
それは現在、新日本映画社が手掛けている、個性的な上映にも反映されているように感じました。</p>
<p>たとえば、『ハヤブサ』の上映にJAXAのトークショーを付けたり、『パートナーズ』という盲導犬の映画を盲導犬の実演付きで上映したり…という、イベント型の上映を行っています。<br />
他にも映画＋落語、映画＋フラメンコのように、映画の内容に関連するイベントをセットにした上映を実現しています。</p>
<p>吉原さんは特に、体験型の上映に積極的で、サイレント映画の活弁や生演奏付き上映や『フラッシュバックメモリーズ』の4D上映などを提案しているそうです。<br />
今回は会場に、吉原さんの恩師の先生（都立高校の教職）にお越し頂いており、お話を伺う事ができました。<br />
吉原さんは、ディズニーの名作アニメ『ファンタジア』の映像に合わせて生オーケストラを演奏するという難易度の高い上映会を企画していましたが、先生の協力を得る事で、何とか実現にこぎつけたそうです。</p>
<p>また、吉原さんは今年、下高井戸シネマで結婚式をされており（おめでとうございます！）、その時の映像なども観せて頂きました。<br />
WEBで検索すると、結婚式の会場として使用された事のある劇場は意外と多いそうで、中には映画館でプロポーズしている動画なども見つかるそうです。</p>
<p>吉原さんのプレゼンテーションは、パワーポイントの資料をベースに進められましたが、YouTubeに投稿されいてる動画の紹介なども交えつつ、楽しく賑やかな雰囲気の中で進められました。<br />
終盤には「映画はメディアなのか？アートなのか？」「パブリックとプライベートの二極化」などといった概念的な話から、映画の未来の可能性にまで話を膨らませて頂きました。</p>
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2014/11/IMG_6238.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2014/11/IMG_6238-300x199.jpg" alt="" title="IMG_6238" width="300" height="199" class="aligncenter size-medium wp-image-936" /></a>
<p>後半は恒例の質疑応答です。<br />
会場はいつも以上に参加者が多く、熱気を感じる一方で、これまでの鍋講座とは、ちょっと毛色の違う参加者も多かったように感じました。<br />
やはり「学校上映」という特殊なテーマに関心を持たれた方が多かったのだろうと思います。</p>
<p>「子供たちの反応が良かった映画、悪かった映画は？」というような質問に対して、『標的の村』のクライマックスで、すすり泣く中学生や高校生が結構いる…というお話は印象に残りました。<br />
他にも「文科省推薦映画だと営業しやすいのか？」「子供による映画制作についてどう思うか？」「どのような映画が学校上映で上映されやすいのか？」など、様々な質問、意見が寄せられました。</p>
<p>新日本映画社が学校上映に推薦する作品には「３つのNG」があるそうです。<br />
それは「SEX」「暴力」「自殺」だそうです。<br />
しかし、これも積極的に学校に提案しないというだけで、最終的には担当の先生の判断によるところが大きいようです。<br />
たとえば「障害者」なども学校によってはNGになる事があるそうです。<br />
独立映画鍋の共同代表である深田さん、土屋さんの作品にも「ラブホテル」「毒殺」などのNG描写があり、学校上映は難しそうですが…これも革新的な先生ががんばってくれれば…というところではあるようです。<br />
ただし、仮に担当の先生がOKと判断した作品でも、保護者からのクレームや職員会議で却下される事も多いらしく、やはり保守的な傾向は強いようです。</p>
<p>この時間に、会場にいらしていた、イオンシネマの大山さんからもお話を伺う事ができました。<br />
新日本映画社は、東京を中心にした関東圏で主に活動を行っていますが、日本全国で考えると、やはり地域差というのが大きいようです。<br />
地方では、予算の振り分けや交通など、様々な問題で、劇場を使った学校上映というのは、あまり積極的に行われておらず、子供に対する映画の鑑賞としては、学校よりも子供会のようなところが入り口になっている事が多いようです。<br />
また、イオンシネマが学校などに営業を掛ける場合には「文科省推薦」よりも「PTA推薦」の方が有効…というような、現場ならではの貴重な情報も頂きました。</p>
<p>総括<br />
今回は、学校上映という、かなり限定的で特殊なテーマの講座だっただけに、普段はあまり耳にするの事のない話が盛りだくさんでした。<br />
たとえば作品の選定方法や修学旅行先の傾向などは、その業界にいないと知る事のできない、貴重な情報だと感じました。</p>
<p>吉原さんが推進しているイベント型、体験型の上映と言うのは、これからの映画の１つの形だと思います<br />
映画というのは作品が完成した時点で終わりではなく、最終的に公開され、観客が楽しむところまで含めた文化だと考えるならば、映画鍋が掲げる「映画は多様であるべき」という理念の上でも「上映形態の多様化」というのは、今後の大きなテーマになっていくでしょう。</p>
<p>これまでの鍋講座は、どちらかというと製作者視点で構成される事が多かったように思いますが、今年５月に行われた、鍋オールスターズを見ても分かるように、配給や上映に関心を持っているメンバーも少なからず存在しています。<br />
分科会の方も国際部、自主上映と広がっていますし、今後は製作のみならず、上映や配給宣伝なども含めて考えていける、より多角的な組織にしていけると面白いのではないでしょうか。</p>
<p>会場はいつも以上に参加者が多く、熱気を感じる一方で、これまでの鍋講座とは、ちょっと毛色の違う参加者も多かったように感じました。<br />
吉原さんの恩師である小岩高校の先生や、かつての上司であり結婚式にも出席されたアップリンクの浅井さん、深田さんから声を掛けてお越し頂いたイオンシネマの大山さんなど、</p>
<p>講座終了後には、その勢いのまま打上げに突入し、大いに盛り上がりました。<br />
開催が金曜日という事もあって、始発まで飲み明かす人たちも、いつもより多かったようです。</p>
<p>（文責：山口 亮）</p>
<p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/vc1XXIwXSiY" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br />
<span class="red">当日、講演部分の記録動画</span></a></p>
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		<title>【鍋講座vol.18】～　法律編④　映画の著作権って？　レポート</title>
		<link>http://eiganabe.net/2014/09/01/914</link>
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		<pubDate>Mon, 01 Sep 2014 04:53:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[イベントレポート]]></category>
		<category><![CDATA[法律]]></category>
		<category><![CDATA[著作権]]></category>
		<category><![CDATA[鍋講座]]></category>

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		<description><![CDATA[【鍋講座vol.18】～　法律編④　映画の著作権って？　レポート 日時：2014年7月9日(水)19:00～21:00　場所：下北沢アレイホール 【ゲスト】■田村祐一弁護士 【ファシリテーター】■伊達浩太朗（映画プロデュ...  <a href="http://eiganabe.net/2014/09/01/914" title="Read 【鍋講座vol.18】～　法律編④　映画の著作権って？　レポート">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><span class="red">【鍋講座vol.18】～　法律編④　映画の著作権って？　レポート</span></p>
<p>日時：2014年7月9日(水)19:00～21:00　場所：下北沢アレイホール<br />
【ゲスト】■田村祐一弁護士<br />
【ファシリテーター】■伊達浩太朗（映画プロデューサー）</p>
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2014/08/IMG_6153.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2014/08/IMG_6153-300x199.jpg" alt="" title="IMG_6153" width="300" height="199" class="aligncenter size-medium wp-image-915" /></a>
<p>第18回目となる今回の鍋講座は、人気シリーズ「法律編」の第４弾！　テーマは映画の製作、上映には欠かせない「著作権」についてです。<br />
今回は２つの参考事例を用意し、それぞれについて田村弁護士に解説して頂きつつ、著作権とは何なのか？　著作権は誰に帰属するのか？　というような事に関する理解を深めていきました。</p>
<p>【ケース１】</p>
<p style="margin-bottom:20px; padding:10px; border:1px solid black; background-color:#eeeeee;">映画監督Aは、友人である脚本家Bが作成した脚本を読み、その内容がとても気に入ったため、Bと共にその台本に基づいて自主映画を制作することとした。<br />
映画制作のための費用についてはA、Bの二人で半分ずつを負担することになった。<br />
Aは、映画全体のイメージに合うように、主演俳優としてC、美術担当としてスタッフD、音楽担当としてスタッフEに声をかけ、手弁当で制作に参加してもらうこととした。<br />
撮影においては、Aが衣装やカメラアングルなど適宜指示を出し、各スタッフとの連携の下進められ、映画は無事完成するに至った。当該映画は、国内外の映画祭で受賞を重ね、そこで得た賞金を宣伝費として使いつつ、無事劇場公開を果たし、制作費を上回る興行収入を上げることに成功した。<br />
この場合、本件映画の著作権は誰に帰属するのか。</p>
<p>このケースで問題になるのは、作品の著作者が誰になるのか…　という事です。<br />
著作権法においては、著作物を実際に作成した人が著作者となり、著作権と著作者人格権という２つの権利を原始的に取得します。<br />
ただし、職務著作という制度があり、法人などの従業員が職務上、著作物を作成した場合には、その著作者は従業員個人ではなく、法人が著作者となるそうです。つまり、この場合、法人が著作権と著作者人格権を取得します。</p>
<p>しかし、映画というのは、他の芸術作品などとは異なり、１人だけで制作するという事は、ほとんどありませんね。<br />
そのため、著作権法においても、映画だけは別枠で、著作権者の認定方法に関する規定があるそうです。</p>
<p style="margin:10px; padding:10px; border:1px solid black;">（映画の著作物の著作者）<br />
第16条　映画の著作物の著作者は、その映画の著作物において翻案され、又は複製された小説、脚本、音楽その他の著作物の著作者を除き、制作、監督、演出、撮影、美術等を担当してその映画の著作物の全体的形成に創作的に寄与した者とする。ただし、前条の規定の適用がある場合は、この限りでない。</p>
<p>法文というのは、やはり分かりにくい…<br />
要するに「一貫したイメージを持って映画制作の全体に参加している者」が、著作者として認定されるそうです。<br />
この規定に従うと、監督は当然ですが、撮影監督や美術監督なども、著作者として認定される可能性があるそうです。<br />
実際、監督がほとんど撮影や編集に参加せず、助監督など他のスタッフがメインになって制作した映画の場合、名目的な監督ではなく実質的に監督業務を行っていたスタッフの方が著作者として認定された事例もあるそうです。<br />
また、複数の著作者が存在する、共同著作というケースもあり、実際の制作がどのように行われたのか…というところの判断が大きいようです。</p>
<p>【ケース２】</p>
<p style="margin-bottom:20px; padding:10px; border:1px solid black; background-color:#eeeeee;">（１）Bは、自分で書いた脚本をプロデューサーXに見せたところ意気投合し、一緒に映画を制作することを決め、お金集めからスタートした。BとXは簡単な企画書を作成し、映画制作会社であるD社に持ち込んだところ、D社の出資を受け制作することが決定した。<br />
その後、Xは、Aを監督として選定し、映画は無事に撮影され、完成後、国内外の映画祭で受賞を重ね、そこで得た賞金を宣伝費として使いつつ、無事劇場公開を果たし、制作費を上回る興行収入を上げることに成功した。<br />
（２）（１）において、映画撮影中にその方針を巡って監督AとX、D社が衝突し、撮影は途中で終了してしまった。編集を経ていない撮影済みの映像の著作権は誰のものになるか？<br />
（３）（１）において、D社、DVD販売を専門とするZ社、配給会社のW社が参加し、製作委員会が発足して制作費用を出資していた場合には、映画の著作権は誰に帰属するか？</p>
<p>事例的にはケース１と似ていますが、このケースでは、プロデューサーXと出資しているD社という新たな要素が加わっています。<br />
ケース１では、著作者＝著作権者でした。しかし映画の場合は前述の通り、多くの関係者が存在しますので、他の著作物に比べて複雑になる事が多いようです。</p>
<p>重要なのは、映画では、著作権と著作者人格権は切り離して考えなければならない…　という事です。<br />
著作権も著作者人格権も、著作物の作成と同時に自動的に発生するものですが、著作権に関しては、著作者ではなく、映画製作者に帰属します。ただし、職務著作の映画だけは、法人が著作者かつ著作権者です。<br />
これは著作権法で、以下のように規定されています。</p>
<p style="margin:10px; padding:10px; border:1px solid black;">（映画の著作物の著作権の帰属）<br />
第29条<br />
映画の著作物（第十五条第一項、次項又は第三項の規定の適用を受けるものを除く。）の著作権は、その著作者が映画製作者に対し当該映画の著作物の製作に参加することを約束しているときは、当該映画製作者に帰属する。</p>
<p>ここで「映画製作者」という新しい概念が出てきました。<br />
これについても、やはり著作権法上の定義があります。</p>
<p style="margin:10px; padding:10px; border:1px solid black;">（定義）<br />
第2条	十	映画製作者　映画の著作物の製作に発意と責任を有する者をいう。</p>
<p>…ここら辺まで来ると、言葉の定義が重要になってきますね。<br />
「責任」はともかく「発意」なんて言葉は、これまでの人生の中で使った事がありません。<br />
要するに、この映画を誰が発案したのか…　という事ですね。<br />
ただし、この「発意」については、「最初にその映画を自ら企画、立案した場合に限られると解すべき理由はなく、他人からの働きかけを受けて制作意思を有するに至った場合もこれに含まれる」という判例があるそうで、ここら辺は、定義がだいぶ曖昧というか、色々と揉めそうな部分だなあ…　という気がします。</p>
<p>話はさらに、未完成の映画の場合、製作委員会で作られた場合…と進んでいきます。<br />
未完成の映画の場合、「著作物と認められるに足りる映画が完成している」事が重要になるようです。しかし、これも非常に曖昧な表現ですね。どの程度まで完成していれば「映画」と言えるのか、判断が難しいように思います。</p>
<a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2014/08/IMG_6150.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2014/08/IMG_6150-300x199.jpg" alt="" title="IMG_6150" width="300" height="199" class="aligncenter size-medium wp-image-916" /></a>
<p>後半の質疑応答では、参加者から具体的な質問、議論が出されました</p>
<p>著作権者が複数いる場合は、どうなるのか？<br />
監督とタッグを組んでいるカメラマンなどは著作権者として認められないのか？<br />
出演者やスタッフの労働出資（現物出資）に関する問題点は？<br />
会社と組合の違い（有限責任か無限責任か）<br />
…などなど</p>
<p>一つ一つの質問に対して、田村先生から法律的な解釈を伺うとともに、映画業界での慣例や実務上の処理などについて、伊達さんや参加者から補足が入る場面が多く見られました。</p>
<p>全体的な印象として、映画の製作には多くの人や会社が関係している事が、権利の問題を複雑にしている事を強く感じました。３月に行われた「世界の映画行政を知る　日本編」でも、映画という芸術分野の特殊性について触れられていましたが、著作権に関しても、音楽や小説などといった、他の著作物とは異なる、ややこしい状況があるようです。</p>
<p>また、法律には曖昧な部分も多く、業界の慣例によって暗黙の内に処理されている事が多いように感じました。<br />
映画製作というのは、人間関係に依存しているところが大きく、いきなり契約書を交わすなどは、ギスギスした雰囲気を生んでしまいそうですが、後のトラブルを避けるためには、制作を開始する時点、あるいは企画の段階から、お互いの権利を明確にする事は必要なのだと思います。</p>
<p>（文責：山口 亮）</p>
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		<title>独立映画鍋主催の勉強会 「鍋講座」8月よりスタート！</title>
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		<pubDate>Mon, 06 Aug 2012 10:18:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nabe</dc:creator>
				<category><![CDATA[鍋ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[クラウドファンディング]]></category>
		<category><![CDATA[世界の独立映画事情]]></category>
		<category><![CDATA[鍋講座]]></category>

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		<description><![CDATA[Vol.1 クラウドファンディングを知る① 日本で進む資金集めの新しいカタチ ゲスト：大高健志氏（motion gallery） 日程：8月24日（金）20:00～ 会場：下北沢アレイホール http://www.all...  <a href="http://eiganabe.net/2012/08/06/275" title="Read 独立映画鍋主催の勉強会 「鍋講座」8月よりスタート！">続きを読む &#187;</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2012/08/c618f2791b2538217abd4b8f0e81805f.jpg"><img src="http://eiganabe.net/wp/wp-content/uploads/2012/08/c618f2791b2538217abd4b8f0e81805f.jpg" alt="" title="鍋講座スタートの画像" width="1024" height="577" class="aligncenter size-full wp-image-276" /></a><br />
<h3>Vol.1 クラウドファンディングを知る①</h3>
<p>日本で進む資金集めの新しいカタチ<br />
ゲスト：大高健志氏（motion gallery）<br />
日程：8月24日（金）20:00～<br />
会場：下北沢アレイホール <a href="http://www.alleyhall.com/" target="_blank">http://www.alleyhall.com/</a><br />
参加費：一般500円、映画鍋メンバー無料</p>
<p>　オバマ大統領が大統領選に出馬した際、選挙資金の一部をインターネットを使い広く一般市民から集めたことが、資金集めの仕組み自体を民主化してしまおうという思想とともに注目され、アートや社会活動の分野でも試みられるようになりました。それがクラウド・ファンディングと呼ばれる手法です。近年、日本にも次々とクラウドファンディングのサイトがオープンしました。独立映画鍋はそのひとつである”motion gallery”と連携し、映画分野に特化したキュレーションページを立ち上げました。鍋講座の第一回では、”motion<br />
gallery”を立ち上げた大高健志氏をお招きし、日本におけるクラウドファンディングの現状とこれからについてお聞きします。</p>
<h3>Vol.2 世界の独立映画事情①</h3>
<p>米国インディペンデント・フィルムメーカー・プロジェクト（IFP）について<br />
ゲスト 舩橋淳氏（映画作家『フタバから遠く離れて』『BIG　RIVER』）<br />
日程：9月7日（金）19:00～<br />
会場：下北沢アレイホール <a href="http://www.alleyhall.com/" target="_blank">http://www.alleyhall.com/</a><br />
参加費：一般500円、映画鍋メンバー無料<br />
※お詫びと訂正<br />
鍋講座vol.2の日程につきまして、先月7月23日のキックオフイベントで配布しましたチラシには9月5日（水）と記載致しましたが、諸事情につき9月7日（金）に変更されました。訂正してお詫び申し上げます。</p>
<p>　1979年にＮＹで発足してから、インディペンデント・フィルムメーカーを支援する非営利団体として今や米国最古にて最大にまで発展したＩＦＰ。現在ＮＹ市を中心に全世界の1万人の会員と共に、ワークショップ・セミナー・育成事業・雑誌出版・上映・映画賞などを通して、年間300本もの映画作品の企画開発を手助けしているそうです。舩橋さんは10年間のＮＹ滞在中、初監督作品『echoes』ほかがIFPのプログラムに参加。今回、IFPの沿革と特徴、実体験を語っていただき独立映画鍋が日本でどのような活動を展開していくべきか、参加者の皆さんとディスカッションしたいと思います。</p>
<p>主催：独立映画鍋<br />
問い合わせ e-mail：<a href="maitto:info@eiganabe.net">info@eiganabe.net</a> Tel：070-5664-8490 （11:00～18:00）</p>
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