メンバー募集案内

 独立映画鍋は、年間を通して新メンバーを募集しています。映画を作る人、上映する人、見る人まで、誰でもメンバーになれます。普段の自分の活動領域を越えた、横断的なネットワークに関わってみませんか。映画の多様性を作りだすことは、世界の多様性に触れられる場を提供することです。独立映画の製作と上映活動に携わる人々、それを取り巻く環境をサポートするシステムを、独立映画鍋で一緒に作りましょう。

メンバー特典

 独立映画鍋は、作り手から劇場、映画ファンまで、映画文化を支えるすべての人に開かれた互助組織を目指しています。映画の多様性を創出するネットワークとしてメンバー同士で支え合いながら、活動の基盤を維持していきます。

  1. 1.寄付サイトにプロジェクトを掲載し、寄付を募ることができます。

     寄付を募集するメンバーは、『独立映画鍋』の公式サイトと『Motion Gallery』内の「独立映画鍋ページ」にプロジェクトを掲載することができます。

  2. 2.独立映画鍋からの情報を優先して受け取れます。

     公式サイトでメンバー限定の「役立つ情報」を提供しています。 その他、メーリングリストやfacebook等を活用してさまざまな情報提供を行っています。

  3. 3.シンポジウム、イベントに無料、あるいは割引価格で参加できます。

     独立映画鍋は、各種シンポジウム、勉強会、企画マーケット等を定期的に開催します。それらへの参加はもちろん、イベントの企画立案にも携われます。

入会金: 個人 2,000円
団体 10,000円
年会費: 個人 4,000円
団体 20,000円

※但し、初年度の年会費は無料です。
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推薦コメント

  •  30年ほど前、東ドイツに留学経験のある研究者に、同国の映画状況について質問したことがあったのだが、即座に「映画より演劇のほうが面白い」と言われた。その理由は、映画に比較して演劇のほうが管理されにくく自由度が高いからとのことであった。  この場合の管理とは、もちろん当時の東ドイツ政権の文化統制を指していたわけだが、今日では、経済のグローバル化が、マーケティングの名のもとに映画を管理し、映画表現の可能性を狭めているのではないだろうか。同時に、デジタル化にともなう映画制作の大衆化も、グローバル化に対抗する自由な多様性に向かうのではなく、逆に均質化を加速させているようにも見える。映画はリュミエール以来、常に美的形式の探究を伴ってきた。それが端整なものであれ、荒々しいものであれ、「美」の追求には、作り手たちの才能や努力はもちろん、それを可能にする経済的基盤が必要である。  今回立ち上がる「独立映画鍋」が、サポートする側とサポートされる側の新しい関係を創出し、自由度の高い創作環境を整備することによって、真に豊かな多様性を、21世紀の映画史に、つまりは私たちの精神文化にもたらすことを期待している。

    松本正道(映画美学校共同代表理事)

  • At a time when cinema audiences are getting older but production companies stubbornly persist in trying to make dumb films for dumb teenagers, commercial film culture is in bad shape. Thankfully there is a large sector of independent filmmakers which is working to improve matters. Everything interesting in Japanese film in the last ten years has come from or through the indie sector, and this new initiative to launch an Independent Cinema Guild promises to be an important step forward in bringing together isolated filmmakers and advancing their interests as a group. -- Tony Rayns

     「映画観客が高齢化しているのに、映画製作会社はアホなティーネージャー向けにアホな映画をしつこく作り続けようとしている今、商業映画文化はひどい状況にある。ありがたいことに、インディペンデントの映画制作者が事態を救っている。過去10年間でおもしろかった日本映画はすべてインディーズを出自としている。独立映画鍋の設立は、それぞれ孤立しているフィルムメーカーたちをつなぎ、集団としての利益を追求する活動の重要な一歩となるだろう。

    トニー・レインズ(映画評論家)

寄付のお願い

 独立映画鍋では、映画の多様性を維持し、作り手から劇場、映画ファンまで、映画文化を支えるすべての人がより楽しく映画と関わり続けられるよう、また映画の価値を社会へと還元するべく、今後さまざまな取り組みを行ってまいります。

 これまでの映画作り・上映の在り方を見直し、新しいシステムを模索、実現、維持していくためには、10年20年先を見据えた活動が求められます。それらは、会費を中心に公益的な事業収入を基本として運営される予定ですが、長期的に疲弊することなく活動を継続していくために、皆さまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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